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ことしのカキフライはミックスで。

この季節、カキフライは洋食好きには楽しみですよね。

洋食屋さんや定食屋さんのお品書きには、カキフライはじめましたとか、期間限定とか、思わず注文したくなる文字が飛び跳ねてます。


📆毎年のカキフライ

毎シーズン、一度か二度はつくっていますが、振り返ってみるとその都度noteの記事にしてました。

料理をしてノートに記事を残していると、季節のものって、振り返ったときおもしろいなと思います。

今回のカキフライもそう。

ああ、ことしもこの季節が来たなとか、また1年、ワンシーズンが巡ったんだなとか、知らず知らずのうちに想い出的な演出をしてくれている気がします。

🦪カキフライ準備2024

というわけで、今回はトケイヤkitchen通算3回目のカキフライづくり。威勢よく揚げていきましょう。

今季のカキがこちら。ぷりぷり。スーパーで300円ちょっとでした。ナイス買い物。

まずはカキを洗います。

洗いかたにもバリエーションがあるのですが、今回はたまたま大根を1本買ったばかりなので、大根おろしの中で優しく洗ってみました。

ほかに片栗粉をまぶして洗うとか、流水で洗うとかいろいろ方法はありますが、要は汚れを落とすこと。

カキを洗ったあとの大根おろしを見ると、けっこうしっかり洗った効果が出てますよね。

🔥今回はミックスフライ仕様

さて、カキの準備ができたらあとは衣をつけて揚げるだけなのですが。

今回はもうひと手間。ことしは、カキフライ&もろもろ、ミックスフライにしてみることにしました。

ミックスフライって、揚げ物好きの自分としては、洋食屋さんとか定食屋さんなんかでもついついチェックするメニューだったりします。

お店によって組み合わせが変わるのも楽しいし、そもそもいろんな味が楽しめるのもうれしい。盛り合わせ好きな身としては、フライもののパラダイスです。

そんな今回のミックスフライ、まずカキのパートナーとして用意したのはこれ。

🦑イカフライ

ロールイカです。イカフライって、カキとかエビとかメンチと違って、単体ではなかなかメニューに載らない気がするんですけど、ミックスになると輝くひと品ですよね。

まずは格子状に切り込みを。やわらかいわりに噛み切りにくい素材なので、このひと手間が食べやすさの秘訣です。

あとはお好みの厚さにそぎ切りにしておきます。  

🍗ささみチーズカツ

続いてもうひと品はこちら。鶏のささみ。

お肉はお肉でも、シーフードのカキ&イカのコンビに対して、主張の強すぎないところがいいかなと。

ささみを観音開きにして、包丁の背で叩いておきます。

間に挟むチーズがポイント。お好みでバジルや大葉を加えても爽やかさが加わっておすすめ。

チーズを挟むようにたたんで、食べやすい大きさに切り分けました。

🦪付けよう揚げよう

さあ、あとはフライならではのシンプル工程。衣を付ける、そして揚げるの2段階です。

🔪衣付けは天ぷら粉活用

衣はいつもの水で溶いた天ぷら粉、パン粉の順に。

この方法だと、卵が余ったりしないのでちょっとエコかなと思ってます。

🥚タルタルソースも手作り

続いてカキフライといえばかかせない、タルタルソースづくり。今回はイカフライもあるし、チキンもタルタルに合うのでマストアイテムです。

💧材料
・マヨネーズ
・フレンチマスタード
・玉ねぎ
・きゅうりのピクルス
・こしょう

玉ねぎとピクルスをみじん切りにして、調味料で和えるだけ。まろやかさを出したいときはオリーブオイルやくずしたゆで卵を混ぜるのもおすすめです。ゆで卵をいれるとボリュームも出ますね。

今回の玉ねぎは季節もあって、新玉ねぎにしました。普通の玉ねぎを使う場合は、辛味が気になるようであれば、少し水にさらしてからよく絞ればOKです。

ちなみにピクルスはいつもの自家製。

おお、去年もちょうどほぼ同じ時期にタルタルソースを主役にした記事を書いてたみたいです。カキフライの季節ですもんね。

🔥高温でからりと揚げる

揚げるときは高温で、衣をかりっときつね色にすることを意識。

底になった面が固まったら返します。

いずれも火通りのいい素材なので、衣が色づけば中まで火は通ると思いますが、心配なときは竹串を刺してみて温度を確認してください。

揚がったらしっかり油を切っておきます。

🦪カキミックス完成です

さあいよいよカキ入りミックスフライの盛り付けです。

お皿の上にタルタルのじゅうたんを敷くスタイルで。

左からカキフライ3個、イカフライにチーズチキンカツのラインナップ。

やっと“巡り揚げた”ことしのカキフライ。なかなか大きくて立派です。

カキフライを噛みしめれば、磯の香りとやわらかな食感で、そこにからむタルタルソースの甘酸っぱさもたまりません。

イカフライは弾力があって、チキンカツからとろけ出すチーズのコク。

うーん。これはビールがほしくてたまりません。もちろん、冷え冷えのグラスに冷え冷えのビールを注いで、2024カキフライ、ミックスフライバージョンで楽しみました。

📔カキフライはマイ風物詩

トケイヤkitchenおもてなしのnoteも、ことしで4年目。ふだん、おうちごはんのメニューには、過去に記事にした料理もくり返し食卓に登場しています。

そうなると、これはすでにnoteでテーマにしたなぁというメニューの場合、XやInstagramのみの紹介になったりすることも多々あるのですが、季節モノは別なのかもしれません。

まいとしこの時期にカキフライをつくって食べて、そして記事にすることで、また1年がめぐったなという実感が湧いたり、ことしもぶじこの季節を迎えられてよかったなと感謝の念を抱いたり。これがさらに積み重なれば、それはまさにマイ風物詩。

トケイヤkitchenのカキフライは、流れゆく歳月を肌で感じる、ある種の時計のような役割をはたすようになるかもしれません。次の冬もそのまた次の冬も、カキフライの季節には1年を振り返る。そんな日常がいつまでも続きますように。

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tokeiya
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