鯖がなければぶりを炊けばいいじゃない。
たまになにかを無性に食べたくなるときってありますよね。この日食べたかったのは煮魚。それも、サバの煮付けです。
🐟サバといえば
サバを煮るというと、味噌煮がメジャーな気がしますが、自分的には味噌煮という料理を知ったのは、おとなになって居酒屋にいくようになってからでした。
というのも、実家の煮付けがお醤油味だったからです。お砂糖を多めに入れて、濃口醤油にみりんと酒、そこに千切りのしょうがをたっぷり入れたけっこうしっかりめの甘辛煮付けが定番でした。
なので逆にサバの味噌煮というワードには、妙に惹きつけられるものがあります。
🐟おおサバ様、あなたはどこに
というわけで、今夜はサバの味噌煮でビールを飲むぞと気分は上がりっぱなし。スーパーへ向かいます。
ところが…。
ない、ない、あっちもこっちもサバがいない。3軒スーパーをめぐってもこの日はサバと出会えません。おお…どこにいるのか愛しのサバ様。
探しても探してもサバはなし。こんなときはあきらめる…いやいやいや。
🐟サバがなければ
そう。この手がある。
サバがなければブリを炊けばいいじゃない。
ブリって照り焼きとかお刺身の人気が高い気がしますけど、個人的には煮付けも好きなんですよね。
ふだんサバの場合は、シンプルにしょうがを一緒に煮ていただく感じですが、今回はブリに変身したので、いっそのことなんかいろいろ一緒に炊いてみたい気分になりました。
中でも外せないのは、ブリといえば…の大根。電子レンジで竹串が通るまで予熱しておくのが時短のポイント。
お酒を足した水でさっと下茹でしてから、本格的に煮付けていきます。
🐟ブリを煮付けよう
味付けはまず、みりんと醤油にお砂糖。そしてお約束のしょうがをたっぷり。
ブリに火が通ったら、いったん火から下ろして、熱いうちにみょうがとピーマンを入れてそのまま冷まします。
味が染みるのを待ちつつ、お味噌を準備。
お酒を少し入れてよく溶いて、お鍋にプラスしておきます。
ゆで卵をプラスして、温め直しつつ煮汁を少し煮詰めます。
🐟ブリの味噌煮の完成です
炊きあがりの目安はこの大根の色。しっかり煮汁を吸って、ほくほくの熱々です。
サバが見つからなかったおかげで登場したブリ。大根になんやかやプラスして、けっきょく豪華なおつまみに進化したような気もします。
ちなみに味噌味の煮魚のとき、地味だけどいい仕事をしてると思う付け合せがピーマン。炊いてしまうと食感はなくなるのですが、甘みが増して、その中にほんのりと苦みがあって、いいアクセントなんですよね。
もちろん、サバの味噌煮にも絶対合うので、よかったらお試しください。