玉子たっぷりタルタルチキン南蛮。
チキン南蛮はマヨラーにとっては、たまらないひと品。
🥚チキン南蛮はマヨネーズだ
そもそもマヨネーズが好きであれば、その上位変換のタルタルソースは愛してしかりなのですが、タルタルの出番というと、多くはシーフードとの組み合わせ。
それが鶏肉で楽しめるというところに、チキン南蛮の魅力があると思います。
そんなタルタルソース、シーフードフライのときは、エビフライだろうかカキフライだろうが、あくまでソースの中の1種類というポジションで、お店によっては添えられていないこともあったり、用意されてるけど別料金ということもしばしば。
でも、チキン南蛮は違います。甘酢味をからめただけでは、それは鶏肉の甘酢唐揚げ。
本場宮崎には、甘酢のみのスタイルのお店もあるらしいのですが、全国的に知られるタイプは、タルタル必須。
南蛮は、チキンにタルタルソースをどっさり載せる。タルタルまで含めてチキン南蛮なのです。
💧我が家のタルタルソース2選
そんなタルタルソースですが、我が家には大きく分けてふたつのレシピがあります。
まずひとつめはこれ。
自家製のピクルスと玉ねぎを合わせてつくる、シンプルかつライトなスタイル。具というか薬味というかの部分が野菜だけなので、爽やかで軽やかです。
そしてもうひとつのスタイル。これです、これ、卵入り。卵がはいる分、ボリュームアップ。食べると、力のつきそうなやつです。
そこでふとした思いつき。これってサンドイッチに挟む、玉子サラダみたいなもんじゃないですか。
じゃあいっそ、そうしてみよう。茹で卵をマヨネーズ、フレンチマスタード、こしょうと合わせて潰して混ぜ混ぜ。
玉ねぎやピクルスはなし。玉子サラダをつくりました。そしてこれをどうするかは、もうおわかりですね。
🍝付け合わせはいつもの味
そこにたどり着くまで、しばし全体の準備にお付き合いください。
まずはいつもの赤スパ。
洋食のときは、かなりの確率で付け合わせに採用するお気に入りです。
今回キャベツはコールスローサラダ風に、塩もみして水分を絞ってから、オリーブオイルとお酢、こしょうで和えました。
🧅いつものタルタルに味変準備
付け合わせが調ったら、ここでアレンジのポイントになるものを準備します。
まずはピクルスを刻みます。
玉ねぎも同様に。今回の玉子サラダ風、玉子たっぷりタルタルソースにあえていれなかった、このふたつ。
こうします。
お皿の縁にスタンバイ。マヨネーズも添えました。
そう、玉子たっぷりタルタルは玉子サラダすぎて、食べてみるといつもの南蛮っぽさが控えめで、物足りない可能性も考えられます。そこであと混ぜタルタルソースにも対応しようという作戦です。
🍗今回のチキンは胸で甘酢はとろみ
鶏肉はモモでも胸でもお好みで。
今回は胸肉をそぎ切りにして使います。
揚げ物のときは、さっぱりした味に仕上がる胸肉が好みです。
そしてチキン南蛮の大切な要素のひとつ、甘酢醤油ダレ。
お砂糖、お酢、醤油を合わせて火にかけます。
煮立ってきたら、水溶き片栗粉を。
チキン南蛮ってけっこうバリエーションありますが、今回はとろみつきの甘酢を、フリッター風チキンにからめるスタイルでいきます。
というわけで、衣は天ぷら粉。
表面さっくり、中ふんわりが理想です。
🍗甘酢あんマシマシ、玉子たっぷり
たっぷり甘酢あんをからめて、さあお皿へ。
上からさらに甘酢あんマシマシです。
これで、お皿の端に添えたピクルス、玉ねぎ、マヨネーズを一緒に載っけて食べれば、すでにチキン南蛮としては完成。どうです、ここまで準備しておけば、このあとのすこしの冒険なんて怖くない。
失敗を恐れず、玉子サラダを遠慮なくチキンの上へ。いくぜ、たっぷり玉子とともにタルタルチキン南蛮の旅。
仕上げに刻みパセリをぱら、ぱらり。玉子たっぷりチキン南蛮完成です。
🥚玉子サラダからタルタルへ
さて、まずほ玉子サラダ部分を堪能してみましょう。
あらためて見ると、まさにサンドイッチの中身がチキンを覆ってる感じですね。
ぱくり。うん、これはいいかも。濃厚。なんというか、いつものチキン南蛮より重厚感がある感じです。
もちろん甘酢あんに酸味があるので、爽やかさもあるんですけど、とろみもつけましたしね。なかなかパワフルです。
そこで味変。
お皿の端から、ピクルス、玉ねぎ、追いマヨネーズを召喚します。
うんうん、これこれ。いつもの安定感。安心のチキン南蛮に変身です。
追加したマヨネーズの酸味だけでなく、ピクルスの甘酸っぱい味が、爽やかさと軽やかさをプラスしてくれました。そして玉ねぎの食感がいい。
玉子サラダとチキンだけだと、食感的に歯応えが控えめなところに、容赦ないシャリシャリが加わりました。玉ねぎっていいアクセントですね。
🍗チキン南蛮の食べ方発見
これ、食べ方も思いつきました。
まず最初は玉子サラダタルタルだけでいく。お腹が空いていたら、もう間違いなしのボリューム感と満足度が味わえます。そして半分ほど食べすすめる。
そうすると甘酢あんに鶏肉の食感が、ちょっと単調に感じられるてくるんです。
そこでピクルス、玉ねぎ、追いマヨネーズのチキン南蛮三銃士の出番です。
これで一気に変わります。この軽やか方向への味変、そしてアディショナル・アクセント、玉ねぎの食感がチキン南蛮後半戦を応援してくれるかのようです。
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