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スープカレーはすくう。かけない、入れない。

ご当地グルメシリーズ、今回は北海道の定番、スープカレーを作ってみます。

🍛あれはスープカレーだった

子供の頃、実家の夕飯に出てきたメニューに、鶏の手羽元と玉ねぎをカレー風味のスープで煮込んだ料理があって、けっこう好きでした。

でもそのときはそれはシチューみたいな感じの食べ物だと思っていて、ごはんはお茶碗によそって食べて、具の手羽元をおかずにして、スープはスープで飲むみたいな食べかたをしていました。

いまにして思えば、あれはスープカレーだった気がします。
そんなちょっと懐かしい気持ちになりつつ作ってみます。

🍛具の材料
・鶏手羽元
・玉ねぎ
・にんじん
・なす
・甘とうがらし
・茹で玉子
・マッシュルーム

今回ソースと一緒に煮込むのは手羽元、玉ねぎ、にんじん、茹で玉子。マッシュルームは仕上げにスープに加えて軽く火を通す感じです。

甘とうがらしとなすは煮込まず、のちほど別に仕上げていきます。

地元の方には昔から、万願寺とうがらしという名の、大きくて辛くないとうがらしがあるのですが、ここ数年の間にこのスタイルのとうがらしがわりとどこでも手に入るようになって嬉しいです。

🍛スパイスからいきます

🍛ソースの材料
・クミン…大匙1
・ターメリック…大匙1
・カルダモン…小匙1
・コリアンダー…小匙1
・フェヌグリーク…小匙1
・カイエンペパー…ひとつまみ
・にんにく…1片
・しょうが…1片
・コンソメスープ…1リットル
・オリーヴオイル…大匙1
・バター…10グラム
・こしょう…ひとつまみ

市販のカレー粉を使ってももちろんOKですが、今回はスパイスをブレンドして作ってみます。

ターメリックはカレーの黄色、クミンはカレーの香り、カイエンペパーは辛みのスパイスです。

そのほかのスパイスは味の深みを出す役割です。
もし全部そろわなくても、クミンとターメリックがあればOK。
辛みは一味唐辛子や鷹の爪でも出せると思います。

ではいよいよスープカレーを作っていきます。

細かく刻んだにんにくとしょうがを炒めます。

香りが出てきたら手羽元を入れて、表面を焼きます。

ブレンドしたスパイスを投入。

全体にからめながら香りが出るまで炒めます。

🍛スープを煮込みます

よくからんだらコンソメスープを入れて火にかけます。

にんじんに竹串がすっと通れば煮上がりです。

さあ、残っている具材を仕上げます。

🍆彩り野菜は素揚げです

なすと甘とうがらしは、煮込んでしまうと色が悪くなってしまうので、素揚げにしてトッピングするのがポイントです。

なすは格子状に切り込みを入れて、甘とうがらしは竹串で穴をあけておきます。

素揚げにしていきます。

なすはこんがり身の部分に揚げ色がついて、箸で挟んでやわらかくなれば揚げあがり。

しっかりと油を切ります。

🍛スープカレー完成

いよいよ盛り付けです。
ごはんはお茶碗に入れてからひっくり返してお皿に盛り付けると、小山のようになってきれいです。

ご飯と一緒に箸休めも盛り付けます。作り方はのちほど紹介します。

ちなみに我が家のごはんはお鍋で炊いています。

スープカレーの盛り付けに入ります。

まずお皿に具を載せます。
メインの手羽元を野菜の上にトッピング。

まわりにスープを注ぎます。

半分に切った卵を載せたら完成。

野菜もたっぷり、スパイシーないい香りが漂います。

🌿今回の付け合わせ

今回ごはんの横に盛り付けた野菜の付け合わせを紹介します。

まずはおかひじき。

食感がよくっておいしいんですよね。

さっと茹でます。

氷水にとって冷やして、しゃきっとさせます。

水気をしっかり絞って、食べやすい長さに切り分けます。

ボウルに醤油、酢、からしを合わせてさっと和えます。

もうひと品は夏に美味しいきゅうりが主役。

きゅうりを麺棒などでたたきます。

塩を振って15分ほど置いたら、水気を絞ります。

小口切りにした鷹の爪を加えて、ごま油と麺つゆでさっと和えたらできあがり。

鷹の爪の種は入れると結構辛いので、今回は抜きましたが、お好みで入れてもOKです。

🍛ところで悩みませんか。解決します

ところでスープカレーって食べるとき、悩みがありませんか。

ごはんをどうするか。

たとえばカレーをごはんにかけると、スープスタイルのカレーは吸収率がよくて雑炊みたいになってしまいます。

逆にごはんをカレーに入れると、スープの中にちらばったごはんがスプーンですくいきれなかったりします。

ではどうするのか。

ごはんにかけない。ごはんを入れない。

これです。
ごはんを載せたスプーンの隙間にスープをすくって一緒にぱくっといくんです。

スープカレーはすくう。かけない、入れない。

どうでしょう。

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tokeiya
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