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新潟のイタリアンは不思議だけど絶対美味しい。
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“イタリアン”と聞いてどんな料理を思い浮かべますか。
今となっては当然のように、街のどこかにあるイタリア料理の総称でしょう。
🍝自分の記憶のイタリアン
でも自分にとってはこれが頭の隅に浮かびます。
ナポリタン。
みんな大好きなパスタです。
子供の頃、実家ではケチャップで炒めたこのスパゲティを“イタリアン”と呼んでいました。それでは“ナポリタン”はどこへいってしまったのか。
その答えはミートソース。みんなのよく知るミートソーススパゲティを“ナポリタン”と呼んでいたのです。これは我が家だけの話ではなく、家の近くの喫茶店なんかのお品書きでもそうだったので、実家のある地域での呼び名だったんだと思います。
大人になりだんだんと行動範囲が広がるにつれ、世間ではケチャップで炒めたスパゲティをナポリタンと呼び、ミートソーススパゲティはそのまんまミートソースで、イタリアンはイタリア料理の総称なのだと知りました。
🍝もうひとつのイタリアン
しかしネットで情報が手に入りやすくなった21世紀にもうひとつの“イタリアン”が新潟にあることを知りました。
というわけで、今回のアレンジ再現は、新潟ご当地グルメ“イタリアン”です。
🍅トマトソースを用意します
まずはトッピングのトマトソース。
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やっぱりソースも手作りがいいですね。
続いてイタリアンのカギを握る土台作り。トマトソースを受け止める焼きそばです。
🍝イタリアンでも中華麺
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焼きそばの味の決め手といえばソース。ウスターソースをベースに、お好みソースを足して、ケチャップと隠し味の醤油を加えておきます。
🧂ソースの材料
・ウスターソース…大匙2
・お好みソース…大匙1
・ケチャップ…小匙1
・醤油…小匙1
具はシンプルに豚肉、キャベツ、もやしの三拍子。焼きそばのキャベツはざく切りが多い気がしますが、麺にからみやすいように千切りにするのが好みです。もやしも麺に近い細さの食材なので、キャベツのサイズをそろえることで全体がからむ感じがぐっと高まって一体感が出るのがポイントです。
麺はもちろん中華麺。
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今回は乾麺を茹でますが、焼きそば用の市販の蒸し麺でもOKです。
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豚肉を焼いて片面に焼き色がついたら返して、もやしとキャベツを入れます。
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麺を入れて全体をさっと絡めるように炒めます。
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ソース登場。
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麺と具によくからめながら炒めたら、焼きそばのできあがり。
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お皿はお気に入りのシルバープレート。焼きそばが映えます。
🍝これがご当地イタリアン
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焼きそばの上にトマトソースをトッピング。
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仕上げにパセリを散らせば、どうでしょう。
新潟のご当地グルメ“イタリアン”のトケイヤkitchen流アレンジの完成です。
現地で食べたことがなくて、ご当地グルメ再現というのはおこがましいなといつも思うのですが、でも、ネットの普及した今、情報は手に入れることが容易です。
だからこそできる再現チャレンジ。トケイヤkitchenなりのアレンジを加えつつ、ご当地の味にすこしでも近づけたらなと思っています。
でもやっぱり、どんなメニューを作っていても、その味を食べて育った現地出身のかたの話を聞く機会があればうれしいなという思いがありますね。
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