子どもたちはどうやっておでんのからしを克服したか。
気が付くとことしもあとひと月と少し。
早いものですね。
夜が冷え込んでくると恋しくなるのは土鍋。
季節問わず使ってはいるのですが、その登場頻度が一気に高まってきたら、冬だなぁ…と思うのが毎年のことです。
🍲土鍋といえばやっぱり
土鍋メニューとひと口にいってもいろいろあって、すき焼きも美味しいし、キムチ鍋もビールに最高。
お魚をいろいろ入れた寄せ鍋も冬の醍醐味で、洋風にいくなら豚肉をフレッシュトマトとコンソメで煮込んだひと品は我が家の定番。
あっさりいくなら湯豆腐もオツなものです。
どれも美味しいし大好きですが、やっぱりこれを食べないと冬が来ないよね、というひと品があります。
そう、おでんです。
ことしもおでんの季節が来ました。
🍢材料
・大根
・こんにゃく
・ちくわ
・茹で玉子
・さつま揚げ
・昆布だし
・醤油
・みりん
・ねぎ
・からし
🍢時短のポイント下ごしらえ
まずはこんにゃくの下ごしらえ。
味がしみやすいように格子状の切り込みを入れます。
あとはさっと下茹でしておけばOK。
続いておでんといえばの一番人気。
大根。
煮えるのに時間がかかる大根を手早く煮込むための時短のひと工夫を紹介します。
耐熱皿に入れたらラップフィルムをかけて、電子レンジで5分ほど。
竹串がすっと通るまで加熱しておきます。
🍢ぐつぐつ煮込んでいきます
さあ、いよいよ煮込みです。
大根を土鍋の中心にセットして、そのまわりに具材を並べるときれいです。
お醤油とみりんを入れてぐつぐつ煮ます。
いい香りが漂ってきました。
大根がいい色に染まったらできあがり。
一度冷ましておくとさらに味が染みて美味しいです。もちろん食べるときは温めなおして。
からしを添えていただきます。
この冬も土鍋が活躍するとき、おでんがその中で輝いてます。
🍢子どものアイディアってすごい
ところで子供の頃、おでんが夕食のときに、おとながからしをつけて食べるのがかっこよく見えたんですよね。
いまとなっては何がかっこいいのかという話ですが、でも自分が辛くて食べられないからしをつけて食べる姿に、なんだか大人の世界のカッコよさがあるように見えたんです。
ただからしは子どもの舌には辛い。
からすぎます。
克服したいけどできない辛さ。
で、どうしたか。
おでんの具の中にある玉子を半分に割って、その黄身をちょっとおつゆで溶かして、それをほかの具につけて食べたんです。
からしも黄色、玉子も黄色。
見た目はばっちり、大満足でした。
ちなみに父親がおでんの日には熱燗を飲んでいて、それも憧れの姿でした。
で、どうしたか。
母におねだりして徳利にサイダーを入れてもらって、それをおちょこに注いで飲んでました。
黄身のからしに、サイダーの熱燗。
もちろん父のお酒と違って、サイダーは冷え冷えでしたが、子ども心に嬉しかったものです。
おとなになってからおでんを食べるとき、いつもそんなことを思い出しています。