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あの日の黒ビール煮込みが今夜のおうちごはん

この間まであんなに汗をかいていたのが、嘘のように季節が移り変わってゆきます。


🍂煮込み料理が恋しい季節

いつしか半袖は長袖になり、その上にもう1枚。そんな季節になりました。そうなると恋しくなるのが、煮込み料理。和食ならおでんやお鍋、洋食ならこれでしょう。

煮込み。かたまりのお肉を、じっくりことこと数時間。やわらかくなったお肉を、ソースにからめてぱくり。

単に温かなメニューというだけでなく、煮込んだソースにはお肉の旨味が溶け込んで、味も濃厚。醤油にかつお出汁の優しい味の和食とは違う、がっつり味で、満足度の高い洋風煮込み。お腹の中から温まる、そんな気がします。

そしてメインのお肉は、いわゆるほろほろ。ナイフがなくても切れるやわらかさ。煮込みならではのあの食感、たまらなく好きなんですよね。

🥩あの日の煮込み

そんな煮込み、さあ食べようと思ってからつくるとすると、時間がかかってしまうのは否めません。そうなると、平日の夜に思い立っても、その日食べるのはなかなか現実的じゃないんですよね…。きょう、いま、冷え込むこの夜に食べたいのに。

でも大丈夫。我が家にはあるじゃないか。

それがこれ。

あの日の煮込みだ。煮込んでおいた自分、グッジョブ。

このとき、黒ビールたっぷりでじっくり煮込んだお肉を、カレーに仕上げる1歩手前のところで取り分けて、冷凍しておいた牛肉の黒ビール煮込み。

これさえあれば、時間のない平日の夜でも、煮込みが楽しめます。

🔪解凍リメイク、スタートします

まずはメインのお肉をラップフィルムで包んで、冷凍しておいたものをレンチン。

ソースは、薄く伸ばして冷凍したものを、パキンと割って、お鍋にイン。

お肉とソースを一緒に、火にかけていきます。このまま弱火でコトコト。

といっても、煮込み自体は完了しているので、イチからつくるときお肉を柔らかくするために、どうしてもかかってしまう、あの長時間の煮込みは不要。解凍のために加えた水で薄まる分を、煮詰めるだけです。

🇮🇹付け合わせはトリコロール

付け合わせは、赤、白、緑の3色、トリコロールが彩りよし。さて、今回の3色はなんでしょう。

まずは火通りに時間のかかる、素材からはじめます。沸騰したお湯にパスタとにんじんを。

パスタはソースにからみやすい、平打ちを選びました。この手の煮込み料理のときって、お店で食べても平打ちパスタが添えられてる印象です。

パスタが茹で上がる直前に、マッシュルームと緑のピーマンを加えます。

茹で上がったら、パスタの水気をしっかり切って、バターを溶かしながら和えます。

にんじん、ピーマン、マッシュルームの赤、緑、白。

パスタは、主役のお肉とソースを盛り付けられる場所にどどんと配置。

さあ、メインの様子はどうでしょう。

いい感じに照り照りしてます。

目安は、解凍のために加えた水の分煮詰まって、味が濃厚に整ってきたらOK。バターを加えて溶かして、こしょうを振ります。

🍲黒ビール煮込みの完成です

さあ、あとは盛り付け。

煮込みが狙うポジションは、お皿に敷いたパスタの上。

お肉を盛ったら、ソースもたっぷりその上から。

完成です。

あの日カレーになった、牛肉の黒ビール煮込みがいま、真の姿を現したのです。

👣ことしの秋は足早に

あの日の黒ビール煮込み。それが冷えはじめた、今夜のおうちごはん。

マヨネーズにケチャップ、フレンチマスタードとオリーブオイルでつくったドレッシングをかけた、レタスのサラダを添えていただきます。

春が来て夏が来て、そしていま秋。

でもようやく訪れた秋も、カレンダーは早や11月。年々短くなる秋は、ことしも足早に通り過ぎていきそうです。

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