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白か黒か。冬の煮込み。

すこし前に、黒ビール煮込みのお話をしました。

あの日より、ますます寒くなってもはや冬本番の日々。紅葉も進み、すこしずつ葉の数も減ってきた印象を受けますね。

空は青く、空気も澄んで、この季節らしくなったなぁと実感です。


🍗この季節食べたいメニュー

そうなると毎年のように、食べたくなるメニューがあります。これ、これ。

クリームシチューです。煮込み料理の中では、濃厚赤ワインたっぷり系の煮込みとは、対極にあるまろやかミルク系。バターと牛乳をたっぷり使うので、けっこうどっしりしたメニューのはずなのに、なぜか優しい味に感じるのが不思議です。

でも寒い季節、白黒どちらのスタイルであれ、煮込みは食べたくなるもの。1年中いつ食べてもおいしいのはおなじなんですけど、この時期は格別です。

🥛きのこたっぷりクリームシチュー

今回はこの秋以来お気にいりの、Myきのこミックススタイルで、クリームシチューを仕上げていくことにしました。

🧈バターで炒めてコンソメで

左上から時計回りに、しめじ、えのき、まいたけ、しいたけ。あればマッシュルームもいいですね。

きのこは形もそれぞれ、風味もそれぞれ。でも色味はモノトーンで落ち着いたビジュアルです。

クリーム系の煮込みのとき、メインのお肉はやっぱりチキンがいいですね。

鶏もも肉をぶつ切りにして、くし型の玉ねぎ、ひと口大にカットして面取りしたにんじんをスタンバイ。

まずはバターでソテーします。

玉ねぎが半透明になって、鶏肉の表面にうっすら焼き色がつくくらいが目安。

きのこをどっさり。

全体をよくからめながら、きのこにも油をまわします。

そこで白ワインをじゅわーっ。強火で水分がほぼなくなるまで煮詰めます。

水とコンソメパウダーをプラス。

ここから煮込みタイム。

にんじんにすっと竹串がとおって、全体の味がまとまるまで15分ほどでしょうか。

🧀コク出しは牛乳プラス

ここで牛乳登場。純白のミルクが鮮やかです。

しばし煮込んだら、コク出しの秘密兵器。

スライスチーズと粉チーズを加えて、さらに煮込みます。牛乳にプラスするチーズ、その相性のよさはいうまでもありません。

チーズが溶ければ、まろやか濃厚。

いったん火からおろして冷ましておきます。

🧈とろみは自家製のルウ

このままこしょうを加えて、食べるときに温め直してもじゅうぶんなんですが、シチュー系は寒ければ寒いほど、とろみがほしくなります。

バターと粉を小鍋に。我が家では天ぷら粉を使ってますが、もちろん小麦粉でもOK。

バターが溶けたら、弱めの火で粉と合わせていきます。

全体がペースト状にまとまれば、ルウのできあがり。

ここに冷ましておいた、クリームシチューのソースをすこしすくって加えます。

ルウを溶きのばしつつ、お鍋を傾けたらとろりと流れるくらいになるまで、ソースの量を調整します。

あとはシチューに戻して仕上げです。

さっと煮立てて、とろみが出てくれば完成です。

🍗クリームシチューのできあがり

きのこたっぷり、クリームとろり。

彩りに茹でたブロッコリを添えました。

粗挽きこしょうを振れば、白の煮込み、クリームシチューの完成。冬においしい煮込みの中でも、洋風メニューの代表のひとつですね。

🍲この冬は白か黒か、それとも

煮込みとひとことでいっても、その素材や味付けはさまざま。でも、どれも温まるメニューであることには、違いありません。

この冬、おうちごはんに活躍するのは、白か黒か。はたまたトマトの煮込みの赤か、コンソメの透き通ったスープなのか。冬の煮込みは、色とりどり。温まりたい日に、その出番がやってくるのです。

🥛白のクリームシチューの材料

🍗分量(2人分)

・鶏もも肉…150グラム
・しいたけ…2個
・えのき…1/4束
・まいたけ…1/4パック
・しめじ…1/4束
・にんじん…1/4本
・玉ねぎ…1/4個
・ブロッコリ…2房
・バター…5グラム+10グラム
・白ワイン…大さじ2
・水…3カップ
・コンソメ…5グラム
・こしょう…少々
・牛乳…1カップ
・スライスチーズ…1枚
・粉チーズ…大さじ1
・天ぷら粉…大さじ1



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tokeiya
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