サラダじゃないけどサラダパン。
全国各地のご当地グルメをアレンジ再現する企画も、気がつけば記事の数は130本を超えました。
📒ご当地グルメ130
最初の頃は、20〜30本も書ければいいかなと思っていたのですが、もともとこういう地元の個性あるグルメには興味があったのと、ご当地グルメに多い洋食メニューが大好きという性分もあって、ネタを探しながら、調べながらと続けていたら、思わぬボリュームになったという感じです。
途中、ネタ切れのような感覚になったこともありましたが、しばらくほかのテーマで料理して記事を書いてるうちに、また自然とネタが湧いてくるようになりました。興味のアンテナが折れてなかったんですね。
🌭画期的な有名ご当地パン
そんなご当地グルメアレンジ再現、今回のテーマはこれ。
ぱっと見てなにか分からないかもしれませんが、きっとみなさんご存知のはず。いまやテレビのご当地グルメ、B級グルメ番組や特集ではすっかり定番になった、滋賀県のサラダパンです。
たくあんにマヨネーズ。この時点で画期的。そしてそれをパンに挟むという、一見どうやってそんなことになってしまったのかと聞きたくなるような組み合わせですが、けっこうくせになる味してるんですよね。
そんなわけで、さっそくつくっていきましょう。
🌭コク出しのひと工夫
材料はこんな感じ。今回の注目は、たくあんの隣の白い四角。さてこれはなんでしょう。
たくあんは市販の刻んだものを使います。もちろん、自分で刻んでもOKですが、その際はなるべく細く、細かくがポイントです。
さあ、ここで登場。今回のアレンジポイント。そう、それはクリームチーズ。
マヨネーズだけだと、わりと酸味の立った味になるのですが、そこにまろやかさとコクを足す役割です。さらに、混ぜたあとぽってりとしたフィリングになるので、パンに挟むときにまとまりやすくなります。
クリームチーズをスプーンの背で潰して、マヨネーズとよく混ぜたらたくあんを合わせます。
さらに全体がひとまとまりになるよう混ぜます。
ひと口味見。うん、いい感じ。狙いどおり、クリームチーズが効いてますね。まろやか。
このままでもおつまみになりそうな味で、ついついもうひと口いきそうになりましたが、パンに挟むものがなくなってしまっては大変。ここは理性です。がまんがまん。
🌭挟めばサラダパン
ドッグパンの切込みを、千切れないように注意して開いて、端からたくあんフィリングを詰めていきます。
みっちり。ぱっと見、キャベツのコールスローサラダを詰めたみたいに見えますね。
本家のサラダパンも、もともとはキャベツでつくっていたそうなのですが、水気が出てしまうので、改良を重ねていまのたくあん式になったとか。キャベツの代わりを探して、たくあんにたどり着くというあたりが、オリジナリティ溢れてます。
仕上げにごまをぱらぱら振りました。彩りを考えると、刻みパセリでもよさそうです。
さて、完成しましたサラダパン。
🤔いつ食べれば正解なのか
これ、いつ食べるのが正しいんだろう。中身がコールスローサラダなら、朝ごパンにぴったりね、となるところですが、なんといってもたくあんです。お昼ごはんにもなんだか不思議な感じだし…。
あ、そうか、おやつだ。おやつによさそうですね。食べ盛りの子どもたちが、マヨネーズを口の周りにつけながら頬張る絵が浮かんできました。
きっと、地元では子どもの頃から、みんなが食べて育ち、そしておとなになったある日、ふと思い出す。おふくろの味とはまた違う、そんな故郷の味なんでしょうね。
🥗サラダパンの材料
🌭分量(1本分)
・ドッグパン…1本
・刻みたくあん…適量
・マヨネーズ…大さじ1
・クリームチーズ…1個
・ごま…適量