鍋焼きつねぎゅうどん、ちくわ付き
この秋は気温が乱高下してますね。ようやく涼しくなってきたと思ったら、季節外れの夏日になったり、その翌週には12月並みの気温です、なんて予報がテレビの天気予報からは聞こえてきます。
🍲今シーズンの土鍋初め
それでも朝晩は確実に冷えてきて、季節が変わってゆくことは実感しています。
ただ、いわゆる秋らしい秋は短そう。あと半月で12月になると思うと、紅葉を楽しむ間もなく、冬の訪れとなるのかもしれません。
そんな今シーズンの土鍋初めは、このメニュー。
鍋焼きうどんにしました。温まりますよね。
🍲夏に続いてあの顔ぶれ
今回のトッピングはこんな顔ぶれ。左から、きつね、ねぎ、牛肉のしぐれ煮。
これ、夏もやりましたね。
今回はそのアレンジ、冬バージョン。
鍋焼き、きつね、ねぎ、牛、うどん。
なべやきつねぎゅうどん。
最後がぎゅうどんになりましたが、牛丼ではなく、牛うどんの一体化です。言語学的にいうと、リエゾンとかリンキングってやつですかね。
🐮みんな大好き牛しぐれ
まずは牛肉のしぐれ煮づくりから。
今回は、最近妙にお気に入りのバラ肉を使います。脂身がはいる分、加熱してもやわらかく食べられるのが、フェイバリットポイントです。
醤油、砂糖にたっぷりの千切りしょうがを合わせて、火にかけます。
強めの火で煮立てながら、ときどきさっとお箸でかき混ぜて、まんべんなく火を回すだけ。
手早くできておいしい。きっとみんな好きな甘辛味。
ねぎを刻んで、そうそう、鍋焼きうどんといえば、天ぷらはほしいですよね。
🍲おうち鍋焼きの天ぷらは
お店で食べると、その素材は海老になるかなと思いますが、海老って安くないし、鍋焼きに海老天1本いれるために、1パック買うってのもなぁ。
そんな理由から、我が家の鍋焼きうどんの定番になっているのが、これ。
ちくわ天です。
衣は水溶き天ぷら粉。しっかりからめて、準備OK。
ちくわ自体の火どおりは気にしなくていいので、高めの温度に熱した油で揚げていきます。
ちくわって揚げると膨らんできて、おおっと思いますよね。
油から揚げるとしぼむので、結局なにが変わるわけでもないんですけど。
🍲鍋焼きセッティング
土鍋にめんつゆを張ったら、うどんとトッピングをセットします。
ちく天は、衣の食感を楽しみたければ、あと載せでもOKです。
ぐつぐつと沸いてきたら、火を弱めます。
そして卵をポトリ。
蓋をして、白身を固めます。
黄身はもちろん、半熟仕立て。
七味とうがらしを振れば、熱々ぐつぐつの鍋焼きうどんのできあがり。
🍲うどんの安心感で温まる
うどんとかおそばを食べると、ほっとするのはなぜでしょう。おなじ麺類でも、ラーメンやパスタにはその効果はない気がします。
きっと、日本人の舌に染み込んだ、お出汁の風味が、気持ちの中のそういう部分を刺激するんでしょうね。
うどんを食べていると、ずっと啜ったおつゆが心に染みて、気持ちを落ち着けてくれる、そんな気がします。安心感があるんです。
まだ紅葉満喫はもうすこし先になりそうですが、冷える夜のおうちごはんは、ひと足早く冬を先取り。
熱々の鍋焼きうどん、なべやきつねぎゅうどんをずずずと啜って、心も体も温まりましょう。