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戻ってきた秋の味、おかえり。

お刺身が好きです。


🐟️お刺身は贅沢な気がする

ただふだんのおうちごはんで食べるかというと、なかなかそうもいかないのも事実。なぜならいくつか悩ましい点があるからです。

  • ほかの食材と比べると高価

  • 種類を食べたいけど、盛り合わせは割高な気がする

  • 柵で買うと堪能できるけど余る

などなど。どれもわがままといえばわがままで、比べる食材によっては、お刺身のほうが安いでしょうし、割高でも盛り合わせてくれてるんだから、それは当然と思うべきかもしれません。

柵で買ってきて、自分の好きなだけ食べたら、冷凍してもよし、焼いてもよし、フライにして揚げてもよし。いろいろとお刺身を食べるために、できることはあるんです。

でもなぜか、おうちごはんのお刺身=贅沢という感覚は抜けきらず、よっぽど食べたくてたまらないとき以外は、買うことはすくなかったりします。

🍂ことしも戻ってきました

でもね、たとえばお正月におせちをつくり、節分に太巻きを巻き、春には春野菜、夏には夏野菜を堪能する。そういう、季節感のある食卓が好きな身としては、この季節はお財布のことも気にしません。

そう、秋が来ましたね。戻ってきました、カツオです。

戻りガツオの季節がやってきました。春から初夏は目には青葉の初ガツオ、そしてこの季節は脂ののった戻りガツオ。

年に2回も旬があるうえに、カツオはわりとお財布にやさしい気がしてます。今回も柵1本買ったのですが、280円ほど。さあ、遠慮なく堪能しよう、秋の味覚。

🔪二度楽しめる2日間

そんなわけで今回は、旬の戻りガツオを2回に分けて楽しんだお話です。

📆初日のカツオ

まず初日。この日はシンプルにお刺し身でいくのですが、とはいえ素材はカツオ。カツオのタタキなんて料理もちらりと頭をかすめます。

そこでこんな感じで、具というか薬味というか、付け合わせというか、そのあたりを充実させることにしました。

中央上から時計回りに、きゅうりと玉ねぎのスライスと、わかめ、万能ねぎ。野菜たっぷりは、いつでも嬉しいですね。

きゅうりと玉ねぎは軽く塩をして、10分ほどしたら水気を絞ります。

わかめを合わせて、さっと混ぜたらお皿の上に。

そこにスライスしたカツオを並べると、カツオの赤、付け合わせの緑、お皿の白がいい彩り。

ちなみにこれで柵1/2くらい。ということは、140円ですよ。すごくないですか。けっこうボリュームありますよね。

カツオくん、戻ってきてくれて、ホントありがとう。

その赤い身の上から、おろしたにんにくとしょうがをたっぷり。このあたり、ちょっとタタキの影響が見え隠れします。

さらにねぎを散らして、ポン酢を回しかけます。サラダ的な感覚でいただけそうなので、マヨネーズとフレンチマスタードも添えました。

シンプルなお刺身なら、わさび醤油1択なのですが、今回はメインディッシュでもあり、サラダ仕立てでもあるので、ボリュームがありつつ、さっぱりといただけるこんな味付けで堪能します。

📆2日目のカツオ

時は流れて翌日のおうちごはん。

今度は残りのカツオを、おつまみに仕立てます。目指すのは、いわゆるユッケ。焼肉屋さんで人気のあれをカツオでつくるスタイルです。

まずはカツオの身を細く切ります。

ボウルにコチュジャン、ごま油と自家製万能だれを合わせます。

にんにくとしょうがの効いた、甘辛いタレはいろいろと使えるので、作り置きしておくと便利です。

ボウルにカツオをいれて、たれをよくからめます。

お皿に真ん中を空けて盛り付け。

そこに卵黄ポトリ。たれをからめたカツオの身の色が濃いので、まさにお月見みたいです。

仕上げに、ごまと万能ねぎを散らしてできあがり。

食べるときは、卵黄を崩してこのとおり。よくからめて食べると、お箸の止まらないおいしさです。

ちなみにこの日のおうちごはんは、こんな感じでした。

メインはきつねうどん。好きなんですよ。うどんにも卵をいれたので、卵かぶりしてますね。いいんです、好物なので。

🐟️帰っておいでMYボニート

The bonito is back.

ちなみに、今回記事を書くに当たって、あれ、カツオって英語でなんていうんだっけ。昔調べた記憶があるんだけど…。と思いつつ、検索してみたら。

そうだそうだ、“bonito”だった。

ボニート。なんかちょっとダンディな感じしませんか。

黒いスーツを着こなした、若いギャングの姿が浮かんできたんですけど、たぶんあれですね。

ボニーとクライド。クライドはどこいったんだ。しかもダンディなギャングマンはクライドのほうじゃないのか。

という気もしますが、この映画子どもの頃に観て、いまでもところどころシーンが印象に残ってます。

ことしも戻ってきてくれたカツオ。ありがとう。来年も戻っておいでよ、我が家の食卓へ。

WELCOME BACK MY BONITO!!

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