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おうちオクトーバーフェスト2023

早いもので10月になりましたね。ことしの夏は暑かった、そして長かった。そんなわけでもちろん、ビール好きとしてはかなりのビールを楽しんだ夏でした。


🍺10月のビール

そんな夏も過ぎ去って、ビールの季節も終わりかと思いきや、10月とビールといえば、これ。これですよ。

本場ドイツでおこなわれる、世界最大のビールの祭典オクトーバーフェスト。もともとは新しい年のビール醸造がはじまるのを祝うお祭りだったとのことで、もちろん季節は秋。

日本では年中とおして、ビール系のフェスの名前として広まっていますが、やっぱり“October”ですからね。この時期が似合います。

そんなわけで今回はおうちでドイツビールを飲みながら、ドイツ料理をつくって楽しもうという企画です。

今回の完成図はこんな感じ。

🍺ビールといえばあのおつまみ

まずは、ドイツ料理、ビールのお供といえば、定番中の定番のこちらから。

ビールとソーセージってなんでこんなに相性いいんでしょうね。実はふだんソーセージはあまり食べないのですが、こういうときは別。もりもり食べたくなります。

でも、今回の主役はソーセージではなく、その隣に鎮座するキャベツ。そう、ザウアークラウトと呼ばれるドイツ風のキャベツのお漬け物です。

本来は塩漬けにしたキャベツを乳酸発酵させるひと品ですが、それはなかなかおうちではハードルが高い。というわけで、発酵させなくても本格的な感じに近く仕上がる、簡単ザウアークラウト風のレシピを紹介します。

🥬材料(2皿分)
・キャベツ…3枚
・塩…大さじ1
・酢…1/4カップ
・砂糖…小さじ1
・水…1カップ
・粉末コンソメ…小袋1
・キャラウェイシード…小さじ1

まずはキャベツをざくざく。とんかつの付け合わせになるときよりは太めでいいので、千切りが苦手という人も心配ご無用。

今回キャベツは真ん中あたりの葉を使ったので3枚使用しました。外側の葉だと大きいので2枚でもいいと思いますが、ピクルスの1種なので、残っても冷蔵保存できるのであまり気にしなくてもOKです。

キャベツが切れたらボウルにいれて、塩を振ってもみます。

塩がいき渡ったら、30分ほどそのまま置きます。この塩は最終的に料理の味付けにもなります。

キャベツの水気をしっかり絞ります。このとき、ちょっと味を見てしょっぱすぎると感じた場合は、さっと水で流してもう一度絞っておけば大丈夫。

これで本格的な塩漬けにかわる、”さっと漬け”は完了。本来は塩漬けにしたまま乳酸発酵させるところですが、ここで塩をする目的は塩味をつけることと、余分な水を抜いてしんなりさせることです。

🍺ザウアークラウトのキーマン

いよいよ味付けに入るところで、ザウアークラウトづくりのキーマンの登場です。

これ。キャラウェイシードというスパイスです。

あまり使う機会がないかもしれませんが、これを入れるだけで、いつものキャベツが一気にビヤホールのあの味に近づきます。

あとは、お酢に水、コンソメとキャラウェイシードで煮込むだけ。

乳酸発酵しないので、酸味をお酢でプラスします。

煮込み時間は20分ほど。キャベツがくったりしたら火を止めます。

あとはこのままいったん冷まします。冷めるとキャベツが水分と一緒にスープの旨味を吸い込んでくれます。

🍺いよいよ仕上げです

ザウアークラウトは、温めなおしてよし、冷蔵庫で冷やしてよし、どちらでも美味しくいただけますが、今回はソーセージを添えた温製の付け合わせにします。

ソーセージは最低2種類、色もちがうと見た目にもわくわくしますよね。今回は作り置きの豚バラチャーシューのスライスも入れてみます。

火にかけて沸いてきたら弱火におとして、蓋をしてことこと。ソーセージはこの工程で加熱するので、いれるときは冷たいままでOKです。

10分ほど煮て、ソーセージに竹串を刺してみて、中まで温まればできあがり。ちょっと煮汁を味見してみると、お肉系の旨味がプラスされて味に深みが増してます。

お皿の真ん中をちょっと外したところに、ザウアークラウト風のキャベツを山のように。

豚肉とソーセージを盛り付けます。

ちょこんと添えた粒マスタードが、アクセント。全体をお皿の真ん中に寄せて、余白を残す感じで盛り付けると、ちょっとおしゃれに見えますね。

さあ、おうちオクフェスのメインは準備OK。

🍺もうひと品つくります

続いておつまみになる、前菜も用意します。

ドイツの屋台料理、カリーヴルスト風の炒め物です。

太めのソーセージを斜めに切って、オリーブオイルでソテーします。

キャベツとレンチンしたじゃがいもをプラス。

さっと炒め合わせてから、カレー粉、ケチャップ、こしょうを投入。

まぜながら炒めて、キャベツがしんなりとしてきたら、いい具合。

お皿に盛り付けて、刻みパセリをふりました。

詳しい分量はこちらの記事で紹介しています。

🍻もちろんドイツビールで乾杯

ザウアークラウトにカリーヴルスト。あとはドイツビールが揃えば…。

もちろん、準備万端。

オクトーバーフェストなので、これを飲まなければはじまりません。まさにこのときのためにつくられた、限定醸造の“オクトーバーフェストビール”です。

つくり手のホフブロイハウスは、ドイツで一番知られているといってもいいビアホールも運営する、州立醸造所。

由緒正しいビールで、ビールの新しい一年に乾杯します。

🍻おうちオクフェス2023

さあ、おうちオクフェス開幕です。

まずはビールをひと口。

ことしもこの季節がきたなぁと感慨深い想いを胸に、カリーヴルストをひと口。スパイシーさとケチャップの甘味と酸味。ジャンクなようでいて、次のひと口にすぐお箸がのびる、そんなクセになる味です。

またまたビールをゴクリ。

ザウアークラウトの甘酸っぱさと、一緒に蒸し煮にしたソーセージのぷりぷりの食感。

ビールが進むにもほどがあります。

夏が過ぎてもビールはおいしい。秋になったからこそ、オクトーバーフェストがやってくる。

おいしいビールと、おうちでつくれるアレンジドイツクッキング。こんな組み合わせで、おうちでオクフェスいかがでしょう。ビール仲間が集まれば、プロージットのかけ声も歌声も、きっと明るく楽しいビアタイムのBGMに。

すてきなおもてなしになりますように。

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tokeiya
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