多様性の社会をおひとりさまで生きていく
仕事やプライベート、人前でまったく気にせず堂々と振る舞える外向的な人をみると、うらやましく感じることはないでしょうか?
生粋の内向型である僕は、そう思うことが多いです。
仕事では特に、必ずといっていいほど人と関わることがあるので、社交的で誰とでも接することが評価される時代。外向的な性格の人が評価されやすいように感じます。
かといって、内向的な人が外向的にすぐ変われるものでもなく、そのギャップにモヤモヤしてしまう。
自分で繊細、内向型と思う方はこんな思いをしたことはありませんか?
「「ひとりが好きな人」の上手な生き方」(ティボ・ムリス 著、弓場 隆 訳)は、内向型に対してのネガティブな考え方を取り除き、自分自身とじっくり向き合う機会をもらえる一冊です。
僕も1対1なら普通に話せるものの、大勢だと本音を言えないし、友人だけの飲み会に行ったはずが、友人の友人も同席していて、ほとんど楽しめなかった経験は多々あります。
”内向性を正しく理解する”の章から、内向性とは何かを知り、内向型の人がうまく人生を歩むためのヒントを学びます。
〇社交場での刺激でエネルギーを消費
外向型の人は、外から刺激を得ることでエネルギーを充電していくが、内向的な人は反対で、エネルギーを消耗してしまいます。
会社の飲み会はしんどいし、楽しいはずの友人との飲み会でも続いてしまうと、ストレス発散のはずが、逆にストレスだけが溜まってしまうことに。
だからといって、完全に外との交流を絶ってしまうと、成長できず自分にとってのマイナスにつながりかねません。
飲み会などの社交の場が続く場合は、読書や自分の好きなことをするひとり時間をとり、エネルギーを充電することが大切。
〇相手との衝突を何より嫌う
間が持たないなど雑談を苦手とする理由はいろいろありますが、つきつめると、話を展開していった先に相手との意見の食い違いでトラブルが発生するのを恐れていることも、大きな理由のひとつではないかと思います。
僕も、これを言うと相手に嫌な印象を与えてしまうのではないかなど、真剣に考えすぎて、LINEを送るのすら神経をすり減らしています。
この慎重さ、繊細さが内向型たる所以。
〇自分の得意な話には饒舌になる
よく混同されますが、内向型とはずかしがりやは一緒ではありません。
人見知りだったり、人前で話すのが苦手なはずかしがりやに対し、内向型は賑やかな場所で刺激を受けると疲弊してしまいますが、得意分野になったときはよく話します。
自分に置き換えて考えると、大勢の人がいる場でも自分の得意分野の話、例えば本、野球などの趣味、子育てについてだと比較的物怖じせず話せます。
相手からすれば、そのワードを盛り込むだけで食いついてくるので扱いやすいと思います……。
はずかしがりやと内向型は、別々のものとしてとらえることができれば、悩んだりモヤモヤすることも多少は減るのではないでしょうか。
外向型、内向型、それぞれにいいところはあり、無理にちがうものになろうとしなくてもいい。
まさにこのとおりで、どちらが悪いものでも良いものでもありません。
まず自分は内向型だということを理解する。
ひとりの時間を大切にし、生きづらい人生を生きやすく変えていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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