サラリーマンが知っておきたいフリーランスのリアル
サラリーマンとして働いていると、一度はあこがれるフリーランスという働き方。
自由に働けるイメージがあるものの、身近にいないため、実際のところはどうなのか気になってしまう。
こ、こわい……。
「サラリーマンかフリーランスか」(山田寛英 著)では、サラリーマンとフリーランスの働き方を比べ、リアルな現状を知ることができる内容にまとめられています。
僕もフリーランスを夢見るサラリーマンですが、心にずしんと残る強いメッセージ性があります。
ただ、なんとなく想像で夢をみるよりも、ツラいけどリアルを知り、自分の目標達成のために、モデルとして参考にする必要があります。
”転”の章から、フリーランスの心構えと現実など、知っておきたい基本を学びます。
〇詐欺も当たり前なフリーランスの世界
フリーランスとして自分ひとりの力で生きていく世界は、プロの商売人の世界でもあり、詐欺も当然あると考えないといけません。
今までは会社が守ってくれていたことがなくなり、自分の身は自分で守るようにしないと生きていけない。
新しい世界へいくためにお金も貯めて、さぁこれからと希望に胸を躍らせながら一歩を踏み出しても、用心しておかないと、鴨が葱を背負って来る状態になりかねないのかもしれません。
大事な生命線でもあるお金は自分でしっかりと守る。ひとりで渡り歩いていくために、常に警戒心を。
〇世の中の人はフリーランスになることを期待してはいない
当然ではありますが、自分がフリーランスになることにだれも期待はしていません。
今のサラリーマンとして働くことで社会はうまく回っているので、わざわざフリーランスになることもないのではという感じ。
本書はフリーランスとして働く渋沢さんと、サラリーマンとして働く野口くんの対話形式で進んでいきます。
今社会に貢献できているのだから、別にフリーランスとしては求めていない。それはそうなんですけど、キツイですね……(笑)
自分でフリーランスになると決めて、すべてを自分で判断していかないといけなくなります。サラリーマンのときのように、誰かの判断に身を任せる考え方ではすぐつまづいてしまう。
心の強さがフリーランスには必要。
厳しいフリーランスの世界を垣間見ると、やはりサラリーマンの方がいいのではと思ってしまいます。
でも、どちらにも長所短所はあり、どちらがいいということはありません。
フリーランスは先行き不透明感が強いですが、今の時代はサラリーマンも一生安泰というわけにはいかなくなっています。
元気に働ける今はいいけど、定年を迎えてからは、サラリーマンは収入がなくなるので、フリーランスとして働く機会がでてくる可能性もあります。
今から心の準備を。
最後までお読みいただきありがとうございました。
#読書 #読書感想文 #サラリーマンかフリーランスか #読了 #図書館 #推薦図書 #本 #サラリーマン #フリーランス #働き方