若かりし頃の自分に読ませたい……。やりたいことがわからず、モヤモヤしているあなたへ。
就職・転職の際に、みなさんはどんなことを考えていますか?
福利厚生の充実、年間休日日数、賃金、業務時間などなど。
しかし、お金や福利厚生などに目が行き過ぎて、肝心の仕事内容を二の次にしてしまっていることも。(若いときの僕がそうでした……。)
本当は、だれもがやりがいのある仕事を求めているはずなのに。
「やりたいことはよくわかりませんが、私の適職教えてください!」(田中勇一・小林義崇 著)では、転職で失敗をしないために、自分に合った適職の探し方についてアドバイスを貰える本です。
動物園の動物のような、いつでも確約された幸せがあるとは限らないという非常に心に刺さる言葉でした。
仮に、幸せでなかったとしても、ずっと我慢を続ける職場でも、他の人と互いにひがみ合ったり、嫉妬したりする負の感情にさらされ、決して良い環境とはいえない状況になることも。
条件面に気を取られず、本当に自分のしたいこと、他でも活かせるスキルであることが重要だと感じます。
20歳の自分に読ませてあげたい……。
”「「情熱」に火をつける」”の章から、条件面よりも自分自身に目を向ける大切さに焦点を当てます。
〇やりたいことを抽象的に考える
いきなり「会計士」「IT」「エンジニア」など、職業や肩書きから選ぼうとしない。
やりたいことを職業や会社に結びつけて考えると、もし自分のイメージと違った場合、また仕事辞めたいループにはまってしまうことにもなりかねません。
ひとりで作業に没頭できる仕事がいいな。
お金の心配をしないで済むような仕事はないかな。
と、どんなことが自分の理想に近いか、ワクワクする気持ちになるかと考えていくことが重要。
普段から気に留めておくことでも、仕事や気になる分野の仕事の情報が自然と目に入ってくるようにもなります。
やりたいことが決まっているなら問題ないですが、いきなりこの仕事をしたいと決めている人も多くはないはず。
まずは漠然とでもいいので、こんなことをやってみたい、将来的にこうありたいと思うところからスタート。
自分の好きを自分のなかから見つける。
〇お金がいくらでもあれば何をする?
転職を考えるのは、将来のことがふと頭によぎったとき、不安や悩みに襲われるからという理由の人が大半かと思います。
僕もそのうちのひとり。
お金と時間は大事。
まずは、お金と時間があったら、自分は何をしたいかを考えてみる。
お金や時間の制限が本当に自分のやりたいことを見えなくしてしまうことも。
将来の生活の安定を考えると、お金は大事なので、どうしても気を奪われがち。
実際入社してみると、ものすごくキツイ仕事内容だったというのは転職のあるあるネタで、僕も経験済です。
まず、お金と時間の制限をなくしたとき、自分はなにをするのかを想像し、紙に書き出してみたりすると、気づけていなかったことに気づける。
自分の望みは意外なところに隠れているかも。
〇自分に嘘をつかない
まわりの空気を感じ取って、将来安定した一流企業に入ることが正義!など、仕事内容は自分の興味のあることでなくても、自分に嘘をついてそれが正解と決めつけはしない。
他人の目を気にしたり、こうあるべきという声に惑わされると、結局また自分のやりたいことを探し始めることに。
キャリアチェンジとは、これまでとは違った業界や職種に変えることです。
子どもの頃から、こうだからこうしなさい、など空気を読んだり、周りを見ることを意識させられる僕たち。
つい他人と比べたり、同調してしまうのは仕方ないこと。
しかし、いつまでもその考えに縛られるのも自分の人生には決してプラスにはなりません。
自分は本当は何をしたいのか。
自分には正直でいたい。
適職は自分がやっていて心から楽しめる仕事。
楽しいは自分のなかにあるものであり、見つけられるのは自分ただひとり。
自分がワクワクすること、楽しいと思った気持ちにフタをせず、自分に正直でありたいものです。
自分は何がやりたいのか、何が向いているんだろう。
転職、就職、迷っている方はぜひ読んでみたください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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