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余計なストレスを生まないSNSでの距離感を考える「カウンセラーが悩み解決!SNSコミュニケーション」

プライベートでも仕事でも活用するSNSは、生活になくてはならないもの。

老若男女を問わず使えられる便利さゆえに、トラブルも絶えない。

仕事でもLINEWORKSなどが導入されていて、連絡ツールとしての日常的に使うことで、便利さと同時に文字だけで伝える難しさも日々感じてます。

自分で伝えたつもりが半分も伝わっていなかった。

冷たい、なげやりな印象を受ける。

会話と同じ内容のことをSNSで伝えても、少し違うニュアンスで取られることもしばしば。

テキストという文字列だけが、発信者のすべてであるかのように一人歩きを始めます。

カウンセラーが悩み解決!SNSコミュニケーションより

一文一文に気をすり減らし、電話の方がいいんじゃないかと思ってしまうこともあるかと思います。

カウンセラーが悩み解決!SNSコミュニケーション」(浮世満理子 著)では、SNSでの付き合い方に悩む人たちと向き合うカウンセラーの著者が、疲れないためのSNSコミュニケーションのコツを教えてくれる本。

今回は”SNSコミュニケーションの特徴と心理”の章から、SNSとの距離感を学んでいきます。


〇SNSを使う目的を考える

大事なのは、「SNSをどんな目的で、誰と受発信していくのか」を自分で意識しておくことです。

カウンセラーが悩み解決!SNSコミュニケーションより

友だちがしているから、自分の好きなことを発信して共有したいから、さまざまな想いからSNSを始めること自体はいいことです。

最初は友だちとの交流目的で始めて、もっと興味のある分野のことを詳しく発信してみようと広く発信していくと、思わぬ反対意見を受けてしまうことも。

否定的な意見を受け入れて発信を続けるのか、それを気にせず好きな人や同じように共感できる人たちとだけで交流するのかを考える必要があります。

SNSという性質上、開かれた空間なので不特定多数の人の目に留まり、意見が寄せられることは、メリットでもありデメリットでもあること。

友だち界隈のコミュニケーションツールのひとつとして使うのか、まだ知ら名に多くの人に自分の情報を発信するのか。

目的を決めて運用することで、ムダなトラブルを防ぐことにもつながります。

〇心をラクにするためにスルーするのも一つの手

寄せられた意見すべてをそのまま受け止めず、あえてスルーしてしまうのも一つの手段として考えられます。

SNSに批判的な意見や、感情的な意見を一方的にぶつけられてしまうと、心が傷ついてしまうこともよくあります。

また、悪口というほどではないけれど、自分に対しての反論や投稿者の持論を一方的に展開するようなコメントが来ることもあります。そういった投稿も反応せず、「既読スルー」「未読スルー」で流してしまいましょう。

カウンセラーが悩み解決!SNSコミュニケーションより

建設的な意見であれば自分の改善点がわかるけれど、悪口や一方的な意見をぶつけられると発信者にストレスがたまるだけになってしまいかねません。

ときには、スルーしたり、あまりにも酷い場合はブロックしたりすることも心を病まないためには大切。

基本的にコメントをもらうなど、反応があるのはうれしいことです。

しかし、それを真正面から受け止めすぎて心が疲弊してしまうくらいなら、悪化してしまう前に手を打つべきかと思います。

〇SNSの使用時間を決める

朝から夜まで情報が発信され続けるSNS。

すべての情報を取り込むことは不可能だし、振り回されない注意も必要です。

たとえば、「1日30分だけ書き込みの時間にする」「SNSを見たり書き込んだりするのは、夜の11時までにする」というように、時間や時刻で区切るのもいいと思います。自分なりのルールを設けて実践していきましょう。

カウンセラーが悩み解決!SNSコミュニケーションより

ネットやスマホは、使い続けて脳を酷使するのも生活に悪影響を及ぼしかねません。

この時間しか使わないと自分ルールを決めたり、LINEなどはグループでやり取りする人たちに事前に伝えておくことで、疲れずに適度にSNSと付き合っていけるのではないでしょうか。

余計なストレスを生まないためにも、ルールを決めて使いましょう。


リアルな生活よりも重視されてしまうSNS。

新しいビジネスに発展したり、さまざまな可能性を示したりしてくれる一方で、現代人の大きな悩みのひとつになっている一面も。

あくまでもSNSはリアルなコミュニケーションの補助的な役割のひとつとして使う。

使う、使わないと極端な考えに考えるのではなく、自分なりのルールで使って余計なストレスを生まない。

自分の心を守るためのSNSの使用が求められている時代です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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