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「バナナの魅力を100文字で伝えてください」から学ぶ伝わる技術
黄色くて、安くて、甘くて、美味しい……
このタイトルをみたとき、自分の頭に思い浮かんだ言葉。
パッと思い浮かぶもので列挙しただけなので、魅力というよりは、特徴を言ってる感じになりました。
伝えることに集中し過ぎて、相手に伝わるように考えていないので魅力半減というか、むしろ0。
低カロリー、低価格でコスパ最高の栄養食品。
ビタミン、ミネラルたっぷり。炭水化物も豊富で、筋トレにオススメ。
自分なりに頑張って考えてみました(笑)
こんな感じにすると、冒頭よりも魅力的に感じるかと思います。(本書ではもっと良い言葉で紹介されてます)
文章を上手に書くテクニック満載なのですが、本書は、会話などにも応用できる、伝わるための技術を分かりやすく解説してくれています。ポイントは、「伝える」でなく、「伝わる」ことを意識。
文章も会話も自分目線でなく、相手目線で伝わることを意識しないとダメだよという学びを得られる一冊でした。
○共感ポイント
すぐ実践しようと思いたったポイントをいくつか書きます。
・フリ、オチをつける
今、若者に人気のケーキ。
これだと、よくありそうな普通のケーキに感じる。
SNSで話題沸騰。世界のパティシエ賞に入賞した有名パティシエがつくる、今、若者に人気のケーキ。
フリ(背景)をつけることで、オチ(結論)の価値が増す。結論にストーリー性が加わることで伝わりやすさが桁違い。
(例文、回答、全て自分で考えた駄文です……本書はもっとわかりやすく解説してくれてます。)
○ファクト(現実)、メンタル(感情)を伝える
うまい、やすい、はやい
うまいで感情に訴えかけ、やすい、はやいという事実が盛り込まれている、当たり前のように浸透している素晴らしいキャッチコピー。
お、ねだん以上
コスパの良さ(事実)に、お、と濁点を入れ、感情も盛り込まれている秀逸な文章。
○身近なものに例える
馴染みがないものを相手に伝えるとき、相手が興味ありそうであったり、一般的に広く知られているものに例えて説明することで、伝わりやすくなります。
例えば野球、サッカーの大衆スポーツであったり、有名な事柄であったり。
伝わりやすいことである反面、自分のボキャブラリーが必要とされる上に、相手がわかりそうなワードを選ばないといけないので、その場その場の空気を読んで使っていく技術も要求されてくる。
こう考えると、テレビで芸人さんが例えツッコミをポンポン出してるのはスゴいなぁと感心してしまいます。
○まとめると
伝えるではなく、伝わることを第一に考える。相手を意識し、簡潔に要点を伝えようとする気持ちが大事。
性格を切り離して、別人格になったつもりで伝える
深く心に刺さった言葉です。
文章を書くときは、普段の自分というフィルターを外して、伝えたいという熱い気持ちを持った別人物格になって書く。
これを意識するだけで、けっこうスラスラ書けたりします。
偉そうに語りましたが、自分でも出来ているか怪しいものです。なので、定期的に自分の文章も見直していきたいなって話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい。
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