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「思考停止という病」を読んで

刺激的なタイトルを見つけたので読みました。

今の時代、マニュアル化されたことを淡々とこなし、上司や先輩からの指示をそのまま実行するだけで、仕事をこなせてしまう。

ありがたいことではあるし、楽っちゃ楽。

でも、その便利さ・マニュアル化ゆえに、流れに身を委ねて、深く考えることをやめてしまう。

気づかない内に思考停止に侵され、これといった弊害も感じず日々をおくれてしまう。まさに病。

僕も気づいていないだけで、病に感染している気がする……

防ぐためには、絶えず知識を入れ、様々な分野を学び続ける姿勢が大事

そして他人と自分を比べないように、自分の中でゴール・目標、判断基準を持つことで防げる気づきを得られました。


○思考停止とはどんな状態

・言われたことしかやらない

・与えられた仕事に対して工夫しない

・手間で面倒なことは避ける

言うのは簡単だけど、気をつけていないと陥りやすいですよね。

思考が止まっているということは、言い換えれば「進化が止まった人」

思考停止という病より

キツい言葉であるが、その通りだとも思う。

○なぜこんなことになるの?

・前例主義

前へならえの精神で、今までの慣例に従って仕事をする。

耳が痛い……

・知識不足

脳は知っているものしか認識しようとしない。基本的な知識が不足している状態だと、目で見えているのに考えることをしない。

み、耳が……

・ゴールがない

自分が達成したい目標やゴールを決めていない。

耳がちぎれそう……

お金持ちになりたいなどの抽象度が低いものではなく、達成が難しいことであったり自分がやりたいことをゴールに設定することがポイント。


○どうすれば防げる?

・知識を得る

シンプルにこれだと思う。

様々な分野の知識は、物事を色んな角度や大局的に見れるきっかけをくれる。

著者も述べられているように読書が最適とのことでした!どんどん本から知識を吸いとる。

・アウトプット

知識を得たらアウトプット。

発信することで、記憶の定着化、その情報が自然と集まってくるようになる。

・睡眠とリラックス

充分な睡眠、リラックスすることを意識すれば思考する余裕が生まれる。

イチロー選手やラグビーの五郎丸選手のルーティーン行動のように、自らリラックス状態に持っていくことは可能。

仕事をやりやすい環境を作ることで、リラックス状態を作り出す。

・ゴールの設定

仕事、健康、趣味、ファイナンスなどなど……

複数の分野における自分が目指すゴールを決めることで、他人と比較しない自分の判断基準を作れる。。

注意するのは、仕事はお金と分けて考える。お金は上記だとファイナンスの所に入る。

仕事の目標がお金になってしまうと、どれくらい稼げたか、他の誰より儲かったか、他人と比べることになり、お金に縛られてずっと自由になれなくなる。

うーん、難しい……

○効果が期待できるのは読書

知識を手に入れる、考えるクセをつける。読書がうってつけ。著者の挙げる読書ポイントとして、

・文面通りに読む

・著者になりきって読む

などが紹介されていました。

まず、文章を肯定的に著者になったつもりで読み込む。その後、文章に込められた意図や主張が見えてきて、自分がどう思うかの考えも出てくる。

著者の意見を感じて、自分なりの意見を持つことが考える力を養う読書なんだなと思いました。

○まとめると

漫然と過ごしていると、いつのまにか感染してしまう思考停止の病。

自分の目指すべきものを見極め、他人からの評価ではなく自分の基準で判断することが、思考を止めない方法。

常に知識を入れ、あらゆる角度から物事を俯瞰できることを心がける。

学び直し、リベラルアーツ、一生学び続ける姿勢は大事ですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


おしまい。

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