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イギリスで作業療法士"アシスタント"、はじめました。

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日本で10年選手の作業療法士だった私がイギリスで再就職に励んだ話です。時々更新していきますので、お付き合いくださると嬉しいです。
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2023年7月の記事一覧

イギリスで作業療法士"アシスタント"、はじめました。(10)グレード3 - 中高年の再就職

イギリスで作業療法士"アシスタント"、はじめました。(10)グレード3 - 中高年の再就職

中高年の再就職に、体力づくりは欠かせない。

私の住むハーボーンという街は、大きな総合病院と大学を持っていることもあり、教育的で知的な人が割かし多く住んでいると思われる。というのも、基本的にそういう人たちは活動性が高く、健康志向で、そうなると、朝夕ジョギングしている人、自転車で車道を走りながら通勤する人を近所で沢山見受けるのである。

そんな優れたエネルギーの集まる街の片隅で、私は40歳後半でしか

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イギリスで作業療法士"アシスタント"、はじめました。 (9) 作業療法士のやりがい

イギリスで作業療法士"アシスタント"、はじめました。 (9) 作業療法士のやりがい

今日もお付き合いありがとうございます。イギリスでの作業療法士アシスタントとしての経験を記録しています。

今回は、就職して3ヶ月目くらいで、まだその業務に悪戦苦闘しつつも、じわじわそのやりがいを思い出してきた頃の話を載せておきたいと思います。



新人でも容赦なく一日2件の訪問評価をこなすことを要求される日々。はぁ。ムリすぎる。

2件というと少ないように聞こえるけれど、移動時間、評価、評価

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イギリスで作業療法士"アシスタント"、はじめました。(8)市役所で働くということ

イギリスで作業療法士"アシスタント"、はじめました。(8)市役所で働くということ

さて、一日一日、一ケースごとに経験値を上げられるのがこの仕事の良いところ。作業療法士"アシスタント"と言えど、毎日単独でしかも新患ばかりを受け持つのでとにかく広く浅く多くのことを学びます。

それに加えて、市役所勤務というのは意外に面白いことも分かってきました。

地方自治体という組織は、ハード面では、基本的に社会福祉、学校、住宅、計画、廃棄物収集などのサービスを提供する公的機関であります。

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