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随想

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随想(エッセイ)記事をこちらにまとめました。
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記事一覧

薄曇りのオルセー美術館

12年ぶりにパリに来た。まだ行ったことのなかったオルセー美術館へ。 オルセー美術館はかつて…

鳥羽和久
2か月前
84

国語授業の効力

昨日は国語塾(中1・中2対象)の授業で哲学者串田孫一が1955年に書いた文章(『考えることに…

鳥羽和久
2か月前
92

苦手意識について考える

大人のほとんどが、子供の頃できなかったことを、今もできないできないと胸に抱えながら生きて…

鳥羽和久
4か月前
107

バランスについての心理的な話

自分の両親が多少バランスを欠いた人間だったとして、子供がそのことに容易く気づけるわけがな…

鳥羽和久
4か月前
65

「反省」という病について

人が反省してるときって、単に他人の反省しろ落ち込め不幸になれという自分に向けられている(…

鳥羽和久
5か月前
115

言葉に自分を乗っ取られる

あなた、言葉に自分を乗っ取られて嬉々としてるね。(2023/10/9) 世の中がポジティブな言葉で…

鳥羽和久
5か月前
86

いわゆる仕事観

心の隅で「私はこれがあまり得意ではないな(好きではないな)」と思いながら長いこと仕事をしている人は多い。好きや得意なんて変わっていくものだし、それでもやり続けるということに「尊さみ」が生じるのは事実だが、その状況をどれだけ正当化したところでその人にストレスを与え続けるので、結果的にそんな自分を正当化したまま状況自体を破壊する(ことで自身を解放する)ような人もいる。自分に「尊さみ」ではなくまっとうな尊厳を与えながら仕事をするのは大事だ。(2024.5.2) 公私混同という言葉

1991年2月27日

学校の廊下を歩きながら急にフラっとした。倒れることはなかったが、この感じが今の僕なのだと…

鳥羽和久
6か月前
79

友達って

先日、「友達」についてのインタビューを受けて、その際に私の中での「友達」の定義を考えてみ…

鳥羽和久
6か月前
48

社会的価値に対する抵抗

社会がいまこうだからこうしようという判断は基本的にやらない方がいい。たかがしれるので。(2…

鳥羽和久
7か月前
109

他人への配慮より、「自己への配慮」

いまの世の中を覆っているのは「既に私も配慮してるんだから、あなたの方もこっちが不快になら…

鳥羽和久
8か月前
108

千葉雅也『意味がない無意味』について

千葉雅也『意味がない無意味』(河出書房新社)を読んだ。全体に緻密で難解ないわゆる「論文集…

鳥羽和久
8か月前
48

傷つきやすさについて

随分前にこのツイートをしたのだが、その数日後に教室の前で会ったあるお母さんから、「先生、…

鳥羽和久
9か月前
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エンパシーというまことしやかに囁かれる言葉について

いま、ある教育者の「相手の立場を理解しようと努力し、相手のことを想像する力」であるエンパシーが重要という趣旨のツイートが流れてきた。 シンパシーとエンパシーの違いについては シンパシー=相手に対する同情、共感 エンパシー=相手を理解しようとする力、感情移入 というふうにまとめられたりする。 「アザーネス(他者性)との向き合いと理解、エンパシーこそが芸術表現の本質」(鴻巣友季子)というのは、私も確かに…と思う部分がある……ということを認めた上で、それでもなお私は、エンパシー