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【DAY.20】新潟発着!2ヶ月で、公務員がバイクで全国周る旅日記
この記事、連載は...
民間から中途で新潟県庁に入った公務員が、4年で退職するその前に、有休消化で全国をバイクで回る、という、ノープランな企画です。予約なし、フィーリングファースト。
7:00、広島県 呉市の「大和温泉物語」にて起床。
泊まっていた大和温泉物語は、フリーWi-Fiではあるが、公共のWi-Fiが使えるというだけで、安定しない。
朝飯を食べながら日記を更新しようと思い、駅前にある喫茶店に入る。
レトロな外観なのに、Wi-Fi完備。
モーニングに味噌汁が付くのが呉流のようだ。
ボリュームたっぷり。
日記を書き終え、9:00オープンの大和ミュージアムへ。
バイクを駐めると、シャドウスラッシャー1100に乗っている方に話しかけられ、旅の話や、祖父の話をする。
こういう出会いがあると、旅をしていてよかったなと感じる。
大和の46cm砲のレプリカ。スクリューもある。
大迫力。
1/10模型の前で記念撮影をしてもらう。
1,000円で一眼レフの写真を焼いてもらえるが、さすがにそれはパス。
ちなみに、敬礼の仕方をもうちょい調べておけばよかったなと思い、もう一度撮影してもらおうと思ったが、撮影は一人一回だそうなので、予め予習することをおすすめする。
溢れ出る昭和感。いや、大正?
生まれる時代を間違えたのではなかろうか。
大和よりも、潜水艦に目がいく。
ちょうど、祖父の日記に出ていた「甲標的」の企画展をやっていた。
祖父はこれをキスカで整備していたのか、と思うと感慨深い。
呉は、戦時中も今も造船の街。
太平洋戦争では空爆の標的にされ、展示にもその様子が克明に語られていた。
知覧ほどの衝撃はなかったものの、戦争の映像を見ると、自然と胸の奥から熱いものがこみ上げてくる。
この時代に生まれていたら、私は一体どういう人生を送ったのだろうか。
大和ミュージアムの隣にあるのが、海上自衛隊呉史料館、通称「てつのくじらかん」。
入場無料なのは、海上自衛隊の広報の一環ということなのだろう。
海上自衛隊の重要な任務の一つが、機雷掃海であることをここで初めて知った。
この潜水艦「あきしお」の内部に入れるという、日本で唯一の施設。
動画に残したので、興味ある方はぜひご覧いただきたい。
私のバイクも海軍仕様に。
見学も終わり、呉市役所へ。
移転したばかりだそうで、立派すぎる建物…。
お目当ては、役所メシ。
ここでは、毎週金曜の昼食に食べるという海上自衛隊名物、「海自カレー」を食べることができる。
役所メシも、ただ腹を満たすのではなく、こうしてイベントの一環として組み込まれているのはいいことだと思う。
詳しくはこちらから↓
海自カレー、ここで食べられるのは、潜水艦「うんりゅう」のカレー。
750円とちょいお高め。
味はよかったが…値段に比してボリュームが少ないかな…。
海自の皆さん、これだと足りないのでは?
役所メシの詳細は後日まとめるので、乞うご期待。
さて、腹ごしらえも終え、11:30出発。
一路尾道を目指す。
途中、大きな造船所があり、広島が造船のまちだということを改めて実感。
14:00、尾道到着。
まずは、知人に勧められた「onomichi denim shop」へ。
尾道デニムプロジェクト、何となく聞いたことはあったが、ちゃんと知ってはいなかったので、ショップのお姉さんにお話を伺う。
今年で7年目を迎えるこのプロジェクトは、尾道の街の魅力を世界に向けて発信することをミッションに掲げ、この地域の特産品であるデニムを、地元で働いている多様な職種の方にワークパンツとして1年間履いてもらい、ユーズドのデニムとして販売しているそうだ。
売り方も対面販売のみとこだわっている。
農家さん、漁師、建設業、職人さん、画家など様々な職業の方が、日々どんな働き方をしているのか、それがデニムを通して見える。
主役はあくまで街の人。
仕掛け人は、どうしたらその魅力を最大限に引き出し、世界に発信しているかを考え、このやり方にたどり着いたのだろう。
詳しくはこちらから↓
さて、昼のカレーがボリューム不足だったこともあり、尾道名物、尾道ラーメンも一応食べておきたいということで、先ほどのお姉さんのおすすめ、「つたふじ」さんへ。
残念ながら中は撮影禁止となっていたので、外観だけ。
味はもちろん美味しかった。
瀬戸内の小魚から取った出汁に、背脂のミンチを加えたスタイルが特徴のようで、背脂は、燕三条系とはことなり、溶けずに噛むとくにゅくにゅとした食感が残るタイプ。
で、ちょっとだけ尾道名物の坂を登る。
バイクでは入れないので、徒歩。
丸々と太ったネコ発見。
ふてぶてしい。
ちなみに、「猫の細道」という通りがあるのだが、そこにはネコはいなかった。
こちらは艮神社という神社。
クスノキが立派。
尾道の街と海が一望できる。
おしゃれな若い女性が観光で来ていたのが印象深かった。
他の地域では平日はシニアと外国人オンリーなのに、打ち出し方の工夫だろうか。
さて、観光もそこそこに、しまなみ海道を渡って四国を目指す。
しまなみ海道は高速道路の他に、原付と自転車のみが走れる下道のような道がある。
私のバイクは125ccなので原付扱い。
通行料は橋によって異なるが、50円~200円で、無人の料金箱に投入するシステム。
50円の橋がいくつかあり、50円玉を持っていなかったので、仕方なく100円を投入した。予め両替しておくのをおすすめする。
しまなみ海道を渡り、因島へ。
因島と言えば、棋聖、本因坊秀策。
碁のことは皆目わからないが、せっかくなので一応お参り。
橋は絶景なのだが、いまいち写真では伝えきれない。
想像にお任せすることにして、走るのを楽しむ。
高速道路の下を走るパターンと、横を走るパターンがある。
横を走る方が眺めがいい。
日も傾いてきた。
18:00、今日の目的地である無人島、見近島へ到着。
ここは、原付かチャリでしか入れない島で、私が到着すると既に数台のバイクが駐まっており、夕食が始まっていた。
旅慣れていそうな3人の方が肉を焼いている傍らで、一人釣り竿を持って海に向かっていく若者が。
なんというサバイバル…。
瀬戸内海に沈む夕陽を見ながら、スーパーで買った刺身をつまみに一人晩酌していると、先程の若者が戻ってきて、釣れなかったそうで、焼肉に混ぜてもらっていたので、私も便乗。
なんでも、釣りを始めたのは最近らしく、さっぱり釣れないらしい。
なんか、妙に納得。
旅人しか訪れない無人島だからこそ、旅の話題で盛り上がる。
旅は、様々な出会いをくれる。
どれも、一期一会。
毎日の出会いを大切にしよう。
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