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【自閉症2歳】見落としがちな発達障害の怖さ

子どもが癇癪持ちだと
親がイライラして感覚が鈍り
思わぬところで事故が起こる。
これが見逃されがちな
発達障害の怖さだと思う。



次男じゃむぱんは
日常のささいなことで
大声を張り上げて怒る。

家の中で誰かが歌った

床に小さなゴミが落ちている

向こうから気に入らない
見た目の人がやってきた・・・

これらをきっかけとしてさらに調子を崩すと
暴れて暴力をふるう。
やめるよう促すと
否定されたことに苛立ち
さらに癇癪が悪化する。

その結果パン粉は
「無気力状態」となり
キレたじゃむぱんを
放置する術を覚えた。

いちいち叱るよりも
エネルギーを使わず
楽でいられる。

たたかれてもたたかれっぱなし
髪をひっぱられても
ひっぱられっぱなし

いつしかパン粉は
じゃむぱんの声が聞こえなくなり
じゃむぱんが危険な目にあっていようが
すぐに助けなくなってしまった。
これで招いたのが先日の事件だ。


そして今日。

じゃむぱんと自転車で買い物に出かけた。

自転車に乗っている段階から
「イヤー!」と暴れ
自転車から落ちそうになる。
目的地につくと降りないと言って暴れる。
やっと降りたと思ったら
エスカレーターに乗らされ、
エレベーターに乗らされ、
買い物が進まず
通りすがりのおばさまに笑われ
パン粉のイライラは
たまりにたまっていた。

なんとか買い物を済ませ
駐輪番号「23」に停めていた自転車のところへ。
じゃむぱんは
「23」から自分の自転車が発車することに
苛立ちを感じたようだった。

じゃむぱん
「にじゅうさん!!!」

パン粉
「にじゅうさん、おわり。
自転車に乗って。もう帰るよ。」

じゃむぱん
「いや!にじゅうさん!!!」

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パン粉の隠れ家

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