管理職罰ゲーム?!
今の若い人や30代、40代の人には管理職罰ゲームという考え方がある。これについて考えてみたい。
まあ、ほぼ、このリクルートワークスの記事に書いてあることが全てだと思う。私は、今までのキャリアで一度だけ課長待遇になったことがある。あの時の苦労を織り交ぜながら、書いてみたい。
ハラスメントへの怯え
部下に少し厳しく注意すると、パワハラで訴えると言われてしまう。この恐怖を私は何度も味わった。馬鹿らしくて、「弱者ポジション」をとるほうが楽じゃないかと思った。そこで、もはやその外資系の会社を辞めたあとは、スペシャリスト(専門職)での採用に絞って転職している。
責任の重さ
外資系のIT企業で管理職バンドだった時は、責任が重かった。自分だけでなく、部下のミスも自分の責任となる。さらに上の部長クラスからはプレッシャーをかけられるが、それを部下にも同じようにかけると私はパワハラ加害者となる。私は正月も休まず働いた。アホらしい。また、部下が顧客からカスハラ(人種差別)された時は、部下を守って抗議したが、そしたら「顧客に偉そうに口答えした」として、懲戒処分を食らいそうになった。アホらしいので、懲戒を食らう前に退職したので、懲戒は回避した。
プレイングマネージャー
人手不足のせいで、下の社員が少ない。そのため、マネジメントだけではなく、自分も積極的に作業をしなくてはならない。だから、仕事が多すぎる。
専門性が弱くなる
上位レイヤーになるほど、マネジメントが多くなる。そのため、専門性を捨てて昇進することになる。だが、マネジメントのやり方は、企業によって異なる。それに、管理職の威光は、社歴の長さや、社内人脈が命だ。転職したらそれは使えない。特にJTCで顕著だ(コンサルファームでは、他のファームでのマネジメント経験が評価されるため問題ない)。専門性が弱いと、定年退職後の仕事も不利になる。
ダイバーシティ
昔は、性別やLGBTQ、発達障害、子育てなど無視してタスクアサインしても良かった。だが、今だと、合理的配慮をしなかったとして、ハラスメントになる可能性がある。自分より年上の部下もいる(私が課長バンドだった時も、50代の部下がいた)。こうなると、常に気遣いばかりで、気疲れする。
・・・いかがだろうか?専門性を磨いて、管理職ではなくスペシャリスト職で転職または昇進することを推奨する。