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アラサーになってやめた美容

私は美容に詳しい。化粧品検定も持ってないし、美容垢でもないが、詳しい。(ちなみにブルベなんちゃらや骨格診断はあてにせず、全て自分の経験に基づき独断と偏見で判断するタイプであることを、前もって言わせていただく。)

理由は、社会人1年目のときの会社では、自分のオタク分野を持っていないと噛み殺されてしまいそうな雰囲気があったため、当時少し詳しかった美容に磨きをかけようと、美容をめちゃくちゃ研究したからである。

配属部署の事業はエンタメだったので本来であれば、アニメや漫画、映画などコンテンツのオタクになるのが一番いいと思うのだが、すでにその分野に詳しい人がとんでもない数いた。何なら映画についてのYouTubeをやっていて登録者数10万人以上いますみたいな人や有名なコスプレイヤー、元芸人までいて、私には叶わないと思い、なぜか美容オタクを目指した。あなたはKOSEの社員さんですか?というくらいには当時勉強していた。今思うと、こういうことをお門違いと言うのだと思っている。

途中で「なんか違う」と自分でも気づいて、美容垢を目指したりすることはなかったが、元々スキンケアや化粧品にときめくタイプではあったので、こっそりと美容オタクは続けた。

MEGUMIさんほどではないが、よくわからない美容をたくさん試してきて、自力で目がデカくなったりもしたし、大抵の悩みは自力で解決することができたと思っている。つまり私は隠れ美容賢者なのである。

そんな隠れ賢者ももうすぐ29歳、アラサーになった。今回はアラサーになってやめた美容について書く。必要だと思ってやっていたことが実はいらなかったと気づき、最近さまざまな美容から解放され、より楽ちんで、自然になってきていると思う。自己満足度がかなり高く、私的には原始的でシンプルだが重大な美容ハックだ。

ヘアカラーをやめる

髪が栗色だとモテる、みたいな話を聞きつけ校則をやぶってまで茶髪にしていた10代が懐かしい。黒髪の方が自分の顔に似合うということやヘアカラーはお金も時間もかかる、髪も傷むという事実を悟ってからやめた。一生懸命伸ばして切って、いまはオール地毛の黒髪ストレートで生きている。

同僚の男に、髪は茶色でふわふわの方がモテそう、みたいなお節介をいわれることもしばしばあるが、アラサーのわたしは自分モテを意識しているので無視している。地毛が黒髪になって浮いたお金で、美容院のトリトーメントとシャンプーにはお金をかけるようになった。ヘアカラーしていたときよりも髪がツヤツヤで、ヨガの先生も褒めてくれる。

表参道の美容師さんに聞いたところ、実はトリートメントよりシャンプーの方が重要とのことだったので、(頭皮汚れは皮脂が原因だから、洗浄成分が含まれているシャンプー選びが髪質や頭皮の環境に影響を与える。)
自分に合うシャンプー選びにこだわっている。

システムのシャンプーは量が少ない割に高いが、髪の状態ごとに様々なものを使い分けられるからおすすめ。私は髪の量が少なく、重すぎるシャンプーをつかうと頭皮が逆にベタつくので、軽いハイドレイトを使用している。
サロン専売でネットや店舗では買えないのがやや面倒だが、おすすめのシャンプー。

ちなみに髪質は、かなり大きく分けるとさらさらが合うか、しっとりが合うかで大体グループ分けができると思う。信頼のおける美容師さんと今の髪のコンディションを相談しつつ、合うシャンプーを選ぶと効率がいい。

私はさらさら系統 、絡まりがち、毛量少なめ、乾燥型ではあるが、
他にも好きなシャンプーを貼っておく。

マツエクもマスカラもやめる

マスカラはやると落とすのが面倒くさい。マツエクは自まつ毛が禿げる。
何よりどちらも平成の盛っている感が出てしまう気がしてきて卒業した。

20代前半までは、まつ毛は盛れば盛るほど良いと思っていたので、ヘレナルビンスタインのマスカラ下地にヘレナルビンスタインのコブラを重ね塗りして、まつ毛をこれでもかと長くしていた時期もあった。それはそれで良かったが、何だか抜け感みたいなものは出せなかったように思う。バサバサなまつ毛は、似合う洋服も限定的だった。

自まつ毛だけど、ふさふさでサラサラで繊細、みたいなのがアラサーの私の理想の目元になった。仕事が忙しくてすっぴんで出かけても問題ないまつ毛だけど、18時ごろに目の下が黒くなったりすることを心配しなくてもいいまつ毛。ナチュラルだけど存在感のあるまつ毛とでも言おうか。

その理想を叶えてくれたのが2本の美容液と、4-5週間に1回のまつ毛パーマだった。

1本目の美容液は、ラッシュアディクト。
これは通っているまつ毛サロンで購入した。(めっちゃ高濃度なので使う前に手の甲などで使用感問題ないか確認するのがおすすめ。人によっては、痒くなったりすることもある。)

私は寝ている間に目を擦って、まつ毛が抜けたり千切れたりしてしまうことが多く、片側のまつ毛だけ短いなんてことよくあったので、まつ毛の毛自体を強くしたいと思って使い始めた。

実際にこれを使ってからはかなりまつ毛にハリがでてきて、途中で千切れたりすることがなくなって嬉しい。使う時間や量によっては、
まつ毛じゃない、、、もはやそこは瞼だろ、、、、というところから毛が生えてきたりして効果が強力なので、適量、1日1回を守るのが良いと思う。


2本目の美容液は、コスノリ。これはまつ毛美容液の割には安価だし、Cカールマスカラブラシが使いやすくてお気に入りのデイリー使い用のまつ毛美容液。色素沈着の心配もなく、一日中使えるので、化粧するときに塗ったりちょっと家事する合間などにぬる。様々なまつ毛美容液を使ったが、コスノリの使用感やテクスチャーがさっぱりしていてまつ毛パーマとも相性が良いと感じた。

まつ毛パーマは池袋に信頼しているおねえさんがいる、



まじで大好きすぎて、推している尊い存在で、
世界には公開したくないので、
教えて欲しい方がいたらお手数ですが、
インスタにDMかnoteのお問い合わせ機能でご連絡ください。

複雑なスキンケアをやめる

次にやめたのが複雑なスキンケア。
最近、韓国コスメなど魅力的で新しいものがどんどん出てきたり、
導入系のアイテムも増えてきてスキンケアの工程が増えてきているように思う。

角質ケアもして、、、化粧水の前に導入化粧水を塗って、フェイスパックもして、美容液の前に導入美容液も塗って、、、、、、、みたいに永遠に続くスキンケア。

ある時、私はスキンケアのやりすぎで皮膚が薄くなり、乾燥や赤みがひどくなったことがある。

悩んだ私は、知り合いのXで活躍する表美容賢者にオピニオンを求めたり、
プロの美容エディターさんにセカンドオピニオンを求めたり、皮膚科に行って医学的なオピニオンを求めるなどした。

その結果全員に言われたのが、シンプルケアに立ち返れということだった。

洗顔はぬるま湯。化粧水と乳液でちゃんと保湿して、乾燥が気になる部分にクリーム。落ち着いたら慣れ親しんだ美容液を使うようにしなさい。

気になる化粧品はどんどんでてくるけど、一度に使うのではなくて、
使い切ったら次のものを試すくらいでいいのかもしれない。この事件があってから私のスキンケアはとてもシンプルで、ぬるま湯洗顔、化粧水、フェイスパック、美容液、乳液で終了だ。フェイスパックは毎日はしない。

ちなみに大学生からずっと使っているお気に入りの美容液が、キールズのDSクリアリーブライトエッセンス。最近キールズの値上がりが著しくて、他の美容液に浮気してしまうこともあるが、結局これに戻ってくる。美白効果で有名だが、私はこの美容液を使ってから肌の乾燥が気にならなくなった。逆に使用をやめると肌のつっぱり感や乾燥を感じるようになってしまいもはや手放せなくなっていて困る。こんな高い美容液を手放せないなんてしっかり働かなくてはならない。

できる限りシンプルになりたい

美容情報はどんどん更新されて、日々魅力的で新しいものが出てきているが、自分の中で方針みたいなものを決めてから、あまり情報に惑わされなくなった。

誰かに好かれるため〜など他人軸ではなく自分軸で選ぶこと。
自分の素材をなるべく活かすこと。
憧れだったり劇的な変身ではなく自然で、使っていて心地がよいものを選択すること。

選択肢や情報が多いほど惑わされたり、騙されることも多い。

これを飲めば〜これを塗れば〜これで洗えば〜
など即時的な効果を謳う怪しい情弱ビジネスも増えてきて怖い。

美容って速攻なんてなくて、
基本的に一朝一夕ではなんとかならない、
習慣にすることで効果を発揮するものだと思っている。

日々自分に合う方法を模索し、健康的にしわを増やして行けたら嬉しい。

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