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ときどき考えること ㉘
昨日
ー先生は、眠くてどうしょうもないとき、どうしますか。
と、眠そうにして問題を解くのに苦労していた高校生に聞かれた。
そんなときは「寝る」以外ないと思うのだけれど、と思いながら
彼の質問の意味するところは
寝てはいけないときにーという前置きが隠れていたので
ー私は、目の前にしなくてはならないことがあってどうしょうもなく眠いときを今までに経験をしたことがない
と伝えた。
私は26才まで学生だったけれど、授業中に寝たことは一度もない。大学院時代、平日の睡眠時間は3時間程度であることもあったけれどー
どうしても眠くて、寝てしまった思い出は
例えば、大学1年生のときー
徹夜でのクリスマスパーティーに参加したあと始発に乗って東京駅まで行って、そのまま帰省したときの新幹線の中とか、、、
だからー
しなくてはいけないことやしたいことを目の前にして、人は多分
アドレナリンを出して、乗り切ろうとするから
全く寝られていないとか、ひどい不摂生がなければ、
眠らないためには
心がけを変える
「しよう」という意志を持つことじゃないかな
と伝えた。
最後に、「考え方を変えてみよう」と言ったら
ー自分を殺せってことですか。
と、聞かれ、面食らった。
「違うよ、見方を変えて考えてみるってことで、自分を殺すことではなくー
むしろ、自分を生かし、自分の道を拓けってことだ。」
と、言ってみたけれど、通じてはいなかったようだ。
生徒たちと話していると、ときどきー
なんだか気の毒だと感じることがある。
自分を生かすも殺すも自分次第だということを学べずに高校生になれる環境に置かれていることがかわいそうだと思う。
なんでも人のせいだったり、他に解決策を求めるばかりだったりー大変だなと思う。
この程度のことを自分のために頑張ろうと思えないなら、その自分は早かれ遅かれ行き詰まる。
見方を変える
考え方を変える
それは、ほんの少し椅子に浅めに座ったり
椅子を引いて背筋を伸ばす程度から始められて
彼の場合、一文字一文字に少しだけ注意を払うだけでできると思うのだけれどー
それを具体的に伝えなければいけないのが高校生だと考えるとー
やるせないと思うのだ。
一方で、そのやるせない環境を作り出しているのは世の大人たちーーー
ならば、地道に、具体的にでも言っていかなければー
と改めて思う1日の始まりーーー
今日も戦闘モード開始だ。 笑
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