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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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2024年9月の記事一覧

9月の終わりに

今日は9月最後の授業日だ。 気づいたら、1か月経っていたというようなバタバタの1か月だった。 来月も 英検、2学期中期試験、修学旅行などなど行事満載でバタバタになりそうだけれど 来月には・・・新しい取り組みを始める予定だ。 その目玉(?)は・・・ 国語基礎講座ー 英語の挫折も 算数、数学の躓きも ほとんどが、多分、日本語の問題だと思う。 そして、文章題で躓くのも、国語の問題や文章を読むこと、理解する習慣がついていないから。 だから、敢えて、小学1年生から3

田舎に生まれ、田舎で育つということ

先日、テキサスの友人のFBに載せられた記事に思わず笑ってしまった。 「少し旅行に出ていたら、家の地下室にアライグマが住み着いていて、地下室を荒らしていたとする。誰かに助けを求めたが、何とかしてくれる人が1人しかいなかった。そんなとき、その人が悪態をつこうが、何度離婚していようが、ズボンをだらしなく着ていようが気にはしない。ただ、問題を解決してくれればいいのだ。 僕たちがトランプを必要とするのは、それと同じ理由だ。」 8年前、トランプさんが最初に大統領選に出たとき、もしか

英語リスニングのすすめ

9月ももう残り5日ほど・・・ 今年の夏休みー に、挑戦してよかった。 とは思うものの、総括がじっくりとできないまま、夏休み明け・・・定期試験リレーが続いている。 そして、10月の初めには英検がある。 今回は少し多めの生徒が準2級・2級を受けるー そこで、学校の試験期間がずれているために少し足踏みができるクラスでは、時間をとって英検の問題にチャレンジしてみる。 昨日、英検2級のリスニング問題に高校生の授業で取り組んでもらった。 リスニングが~・・・ と、よく聞

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ときどき考えること ⑥

この仕事を始めて4年目(今年25年目)から現在の校舎を使っているのだけれど、その校舎が完成して間もない頃、子ども会連合会のお偉いさんがいらしてお話をすることがあった。そのとき 中学生になっても九九ができない子がいることをお話しした。 すると、そのお偉いさんが ー暗記が苦手な子もおるわさ。 と、おっしゃった。 私はこの発言に、違和感を持った、というか、不信感を持った、というか、 ため息をついた。 月曜日にこの記事を読んで↑、そんな昔のことを思い出した。 九九=覚

ときどき考えること ⑤

このところ、中学受験をして、中高一貫の学校に入学したけれど、中学1年生または2年生の終わりまでに英語の成績が良くなくて、と、寺子屋に入塾してくる生徒の通っていた幼稚園、保育園に偏りがあるように思う。 早期教育ー必要に応じたものではないインターナショナルスクールを含む英語や、読み書きだけではなく、暗記などの勉強をさせていることーで有名な幼稚園、保育園に通っていた生徒が圧倒的に多いー。 その生徒たちの様子を見ていると 褒められつづけないとやる気を急速に失っていく 褒めてほし

ときどき考えること ④

昨日、先週返ってきた中学校の英語の定期テストの模範解答を見て、思わず 「はぁ?」 と、声を出してしまった。 Is the bakery popular? という文章の訳に 「そのパン屋さんは有名ですか?」         人気(有名でもOK) と、書かれていた。 OKなのか?、ええんか?、ええんか? 最近、高校生でもpopularを「有名な」と訳す生徒が少なくない。 その度、「有名な」と「人気がある」は意味が違う!と伝える。 その2回に1回くらいの割合で、

寺子屋 秋のプロジェクト

10月から小学1年生~3年生対象に 「国語基礎講座」を始めようと思っている。 寺子屋かめいは「英語塾」だ。 英語塾なのに「寺子屋」と名付けたのは、英語でも読み書きそろばんのできる子どもたちが育つ地域教育の場を作りたかったからだ。 けれども、子どもたちの日本語力の低下が、英語だけではなく他の科目、日常生活において理解力に影響していて、日本語でも読み書きそろばんもあやしいと思うことがかれこれ、25年ほど続いている。 そして、このところ「文字」が書けない生徒が、小学生だけ

受験に臨む姿勢は、入学後を視野に入れて・・・

もう15年以上前に、突然、寺子屋にいらした保護者の方に、 開口一番 「先生は、生徒をどのような大学に入れていますか。」 と、聞かれたことがある。 ・・・思いがけない質問に、面食らって、 いや、私が入れるわけではなくて・・・と心の中で呟いていると 「息子を、同窓会に行けるようにしてやってほしいんです!」 と、続けて言われた。 笑 三重県では、東大進学者数が一番多いと言われている中高一貫の私立校に通う高校2年生の息子さん。いざ、授業をしてみると、やはりさすがT高に行

卒業生との会話から 

日曜日ー 一緒に釣りに行った地元の企業に勤めている卒業生が 「世の中、意外と大卒の人、少ないんだなと、就職してから思いました。」 という話をしていた。 そうだ。今でこそ50%以上の人が大学に進学していても、私たちの頃なんて短大も入れて40%前後というところだと思うから、今働いている人たちの中で「意外と大学卒業している人は少ない」は正しい感覚だと思う。 でも、中高一貫の進学校に通っていた彼は、友だちのほとんどが大学に行く環境にいて、それが当たり前だと思っていたけれど・

寺子屋の取り組み ⑧ 釣り部続編

日曜日ー スタッフ、卒業生、中学生、高校生の有志と釣りに行きました。 中学1年生くんが初参加ー 最初はたどたどしかったし、なかなか釣れなかったので、もう来ない!っていうかとおもいきや、また来たいとのことでした。 エサのゴカイを針につけるのが、今回は最後までできなくて、卒業生やスタッフ、そして、私に任せっきりだったけれど、 「次回はします!」 とのことでした。 社会人の卒業生くんが代わりにつけてくれるとき まず、臭い嗅いでみる・・・なんて、別にする必要のない手順を

9月の第一週目を終えて

夏休みのプロジェクトが終わって1週間ー 仕事量は減ったのに、とても疲れる1週間となった。 学校始まったな・・・と、生徒たちと接しながら実感する。 学校のストレスはいろんなことが要因で、学校のせいばかりではない。 できることを1つずつ、していきたいと改めて思う時期でもある。 とりあえず、第一弾として10月から「国語基礎講座」を開講することにした。 この夏、小学生たちの国語力をまとめて目の当たりにして、いつも感じている以上に危機感を覚えた。 少しでも多くの子どもたち

なにかが、おかしい ⑰

昨日、ずっと気になっていたことを高校生に聞いてみた。 授業の予習、復習していないよね? 最近、行事がいつからかを報告できない生徒ー小学生だけではなく、中学生、高校生が多いーというか、ギリギリ(明日や明後日)になるまで報告できるない生徒がほとんどだ(できる生徒はほんの少ししかいない)。 なのに、 「文化祭が近いので」 「大会が近いので」 と、振替の要望が出たり、当日欠席の連絡があったりする。 挙句の果てに「打ち上げ」なる謎の行事で塾を休む生徒までいる。 で、 振

幸せは選択肢の多さに比例しない

先日、夕方のニュースで、高速道路の、あるサービスエリアの紹介をしていた。一般道からも入ることができて、食事処、商品、キッズエリアが充実していて賑わっていると紹介されていた。 私は、そのときの小さなお子さんのいるお母さんへのインタビューが気になった。 「子どもが男の子と女の子で、したいことが全く違うので、ここなら二人別々のことで遊べるからありがたい」 というような答えだった。 現代的だなぁ と、思ったり、 こういうことが影響しているのかもしれない と、思ったり・・

来年のプロジェクト構想?妄想?暴走?

夏休みが明けて、朝の仕事がなくなったので、毎朝、庭の草刈りを草刈り機の電池の充電が切れるまでしている。 っといっても、まだ2日 笑 里山化しているようにも見える我が家の庭を見渡して・・・先は長い・・・と、感じている 笑 同時に、この夏ー 子どもたちを見ていて、やはり人と交流する機会だけではなく、自然と触れ合う場所と時間の必要性を感じたことを思い出しながら、我が家の庭や母の実家の空き地を使って何かできないか、と考える。 この夏休み、 いろんなことがあって、来年に向け