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【防草土】激闘!固まる土(まさ王)360㎏で雑草対策!!
雑草対策をお願いされたのでやってきました(業者ではありません)!
固まる土とは
セメントなどを混ぜた土で撒いて水をかけると固まります。水をかけるだけなのでコンクリートなどと違い手軽に雑草対策が出来ます。また、見た目は土なので庭の外観が変わることもありません。商品によっては様々な色のバリエーションもあります。さらに水捌けも良いので安心です。
今回は株式会社テラダのまさ王という製品を使用しましたが、販売サイトが機能してるかよく分かりません。ホームセンターにはレッド・オレンジ・ブラウン・イエローの4色がありましたが、サイトには2色しか書かれてないんですよね…。
さらにAmazonでは割高で販売されています(私がホームセンターで購入した時は一袋600円ほど)。
一袋10㎏を超える商品で1平米30~50㎏(厚さ3㎝)必要なので、自家用車でホームセンターや園芸用品店に直接買いに行けない人は通販でアイリスオーヤマの固まる防草砂などを購入するのが良いと思います。
ただし、購入は通販としても、土の色合いや硬さなどを確かめるためにも一度は実際に見に行った方が良いと思います。お店によっては配達に対応してくれているかもしれません。
販売・施工までやってくれる業者さんもいるようなので、女性や高齢者の場合はそちらに頼んでしまった方が良いかもしれませんね。
メリット・デメリットをまとめるとこんな感じ。
メリット
防草効果
作業が簡単
撤去も簡単
土と同じ見た目
水捌けが良い
デメリット
コンクリートに強度は負ける(駐車場などには不向き)
水捌けは土に負ける(苔が生えることも)
数年すると砂が浮いてくる
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苔が生えたり砂が浮いてきている
激闘!固まる土360㎏で雑草対策!!
実は固まる土を撒くのは今回が初めてではなく4年前に実績があります。
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欠けたり削れたりせず雑草も生えていない
この時も「まさ王」で、これはレッドです。隅っこの一部には根の細い草が生えています。端や角が凸凹していると押し固めるのが難しかったり、蟻が固まる前に穴を開けたり、固まる土の上に生えた苔の上に生えたりするのが原因だと思います。
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普通の土よりは苔も生えやすい
しかし、基本的には雑草が生える様子もなく、欠けたり削れている様子もありません。4年かけてこの程度なら全然許容範囲ではないでしょうか。草を完全に排除したいなら数か月に一度程度の点検で済みそうです。
今回対応するのはコチラ。
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一週間前に除草剤を撒いておいてもらったので枯れ草が目立ちます。砂利の下に固まる土を撒いて、上に砂利を戻してほしいとのことです。砂利を上に敷くのでコテやとんぼでまっ平に綺麗に敷く必要がないのは楽ですが、砂利を一度取り除いて再度乗せるのは骨が折れますね。
砂利を取り除いた様子。土台をしっかりするため、足やレンガやブロックで押し固めておきます。少し砂利が残っていますが全部取り除いていたら日が暮れるのでこれで許してもらいました。
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事前に除草剤を撒いてもらっていましたが、それでも草があったので再び除草剤を散布しました。一見、草が見えなくても撒いておいた方が良いと思います。土が濡れてしまうので撒くのは前日や一週間前以上前にしましょう。
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今回は散布後にすぐに使用するのでアースガーデンの「おうちの草コロリ」を使用しました。
おうちの草コロリは人体に安全なペラルゴン酸を使用しているそうです。
人工だから危険、天然だから安全ということはない(お前は天然の溶岩に触れるのか)ので「天然の」という表記は信用していないのですが、農林水産省の資料にも「ヒトの健康を損なうおそれがない ことが明らかである」と記述されています。
ペラルゴン酸は、環境省の非食用農作物専用農薬安全性評価検討会において評価がなされ ており、EU(欧州連合)及び US EPA(米国環境保護庁)の評価結果も参照して、農薬とし て想定し得る使用方法に基づき使用される限りにおいて、ヒトの健康を損なうおそれがない ことが明らかであるとされている。
除草剤はラウンドアップ裁判などもありますが、専門家でもないのでそこには触れません。今回、私はおうちの草コロリを選んだというだけです。
いよいよ「まさ王」の出番です。
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重いから少しずつ撒きながら移動すると腰が…
一袋15㎏で30㎏のお米よりは軽いですが数があるので肩と腰が死にそうです。今回は約8平米なので1平米3袋だから合計24袋の360㎏。一袋600円の1万5,000円かかりました。まあ私がお金を払うわけではないので懐は痛まないですが、ホームセンターを行き来して身体はボロボロです。軽自動車に1度に8袋の3往復でした。
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今回は砂利を上から敷くので綺麗に均す必要はないのですが、それでもある程度は押し固めないといけないのでコテは必須です。今回は区切られたスペースだったので水が流れるように傾斜を付けたりはしていないのですが、水を逃がせるようなら傾斜を付けましょう(素人には結構大変です)。野球部が使っているようなトンボがあるとさらに良いのですが持って帰れと言われたら面倒なのでコテだけで勝負しました。
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撒く範囲が小さかったりや足場が確保できていればコテだけで済みますが、非常に広い範囲に撒かなければいけない場合はトンボがあった方が良いと思います。固めてしまうので足跡を付けるわけにはいきませんからね。
固まる土も水を撒く前にコテやレンガ、ブロック等で押し固める必要があるのですが、ある程度は足で踏み固めても良いと思います。ただし、靴の裏は土や植物の種が付いておらず濡れていないことが条件です。
さて、撒き終わりました。どうせ砂利を撒くからと雑に均していたのが伺えますね。12時から買い出しも含めて作業していたのですが17時と暗くなってしまいました。前日に土を買ったとしても置く場所に悩むので一日で全部やった方が良いと思います。置き場所が悪くて湿気って固まってしまうと台無しですからね。
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ここで表面を固めるためにキリやジョウロで軽く濡らします。ホースやバケツで水を流すと水の流れの形が残ってしまうので注意です。濡らしてしまったら後戻りは出来ないので納得するまでコテやトンボで均しましょう。
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表面を濡らしたら夏場なら1~2時間、冬場なら2~3時間放置して再び水をかけます。この時は表面が固まっているので水たまりが出来るくらい十分に水をかけます。内部がしっかり濡れないと強度が落ちるのでしつこいくらいかけましょう。
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ここから24時間乾燥させます。上を誰かが歩いたり雨で濡れたりしないよう注意しましょう。雨の場合はビニールシートを被せます。
24時間待つとまた夜になってしまうので、翌日の15時に砂利の作業をしてしまうことにしました。15時の様子がこちらです。晴れの天気で18時間くらい経過しています。
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おそらく巣のあった場所の上に蟻が穴を開けていました。除草剤だけでなくアリの巣コロリなども事前に設置するべきでしたね。上の土(?)を撤去して穴に残っていた固まる土を押し込んで水をかけておきました。強度は他の場所より落ちますがやらないよりはマシでしょう。
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さて、上に砂利を戻した様子がこちら。
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下の土が見えないので雑草対策したかなんて分からないですよね。しかし、対策前と比べると全然違います。枯れ草がなくなっただけですが、もう枯れ草が登場することもないのですからね。
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ちなみに、この作業は雑草との闘いなので雑草の成長が早い夏場より秋から冬にかけてがベストです。暑い中、数十数百㎏のものを運ぶと体調との戦いにもなりますしね。また、寒すぎても割れる可能性があるらしいのでやるなら今です!今すぐ除草剤とアリの巣コロリから準備しましょう!
まとめ:必要なもの
一通りの作業を記述しました。ここで必要なものをまとめます。
・人手
あればあるだけ良いです。最低でも①車を運転する人②運ぶ人③撒く人の3人いると良いでしょう。土を集めきったらみんなで均して固めるのを手伝いましょう。
・時間
商品によって異なると思いますが、まさ王では水を撒いてから24時間待つ必要があります。そして買い物をしたり均したり傾斜をつけたりと作業は昼間行う必要があります。ということは3日間くらい準備しておいた方が良いです(私は18時間で強行してしまいました)。
・お金
以下に金銭の必要なものを書いていきますが、私の場合だと何もない状態から約2万円かかるはずです(まさ王、8平米)。予想以上にお金かかるなという印象でした。
・自動車
通販を使用しない場合は必須です。ホームセンターや園芸用品店によっては配達サービスもあるかもしれませんが、即日で出来るかは怪しいですね。
・固まる土
バリエーション豊富です。実際にホームセンターや園芸用品店に行って確かめるのがベストでしょう。気に入った商品なら何でも良いと思います。10㎏~15㎏で600~800円くらいだと思います。商品によりますが、1平米3袋くらい必要です。
・除草剤
全く草が生えていないように見えても撒いておいた方が良いです。ここで手を抜いて生えてきてしまったら残念すぎます。粒状の数か月効果のあるタイプも良いですが、そういった商品は塩が入っていると思うので悩みものです。除草シートを敷き詰める人もいるらしいですが、浮いてきてしまったりと固まる土がしっかり固定出来ないのが怖いので私はやりませんでした。
・コテ、トンボ
土を均すのに必要です。押し固めるのは足でやってコテやトンボで均しましょう。押し固めるためだけにブロックやレンガを買うのも…。置くスペースがあるのならトンボを買った方が良いと思います。絶対に楽です。
・ホースリール、ジョウロ
表面を固める際に勢いよく水を流すと、せっかく均した土が水の流れの形で固まってしまうので必要です。ホースリールというより散水ノズルですね。ジョウロでも良いですがホースリールの方が楽です。
・アリ対策
アリさんが穴を開けてくるので、事前にアリ駆除をしておいた方が良いです。アリの巣コロリのような設置型だと何日かかるか分からないので、早く駆除したい場合はアリアースのようなかけた瞬間に効果があるものを使った方が良いですね。ただし、アリの巣を全て把握することは出来ないので、やはりアリの巣コロリも必要だと思います。
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