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質問1552:1メートル内側を狙っていけばいい?
ありがとうございます。
確認しました。ミスヒットは確実に減っています。
試合の時に今自分のコントロールの技術が狙った場所の半径1メートルだとしたら1メートル内側を狙って毛をみることをして行けばよろしいですか?
回答
▶「ひらめく」ようにする
それで大丈夫だと思います。
ただし狙う能力は、練習で培っておいてください。
というのも試合では、狙うことを意識すると、ボールに対する集中力が落ちて、打球タイミングを外し、ミスするからです。
とはいえ練習で狙う能力を培っておくと、試合では狙う方向や深さがひらめきます。
▶的全体ではなく、その「頂点」を狙う
練習で狙う能力を培う使うには、半径1メートルだとすると、直径2メートルですから、もう少しターゲットを絞り込んだほうがいいかもしれません。
それこそ「的」を置いて、練習してみてはいかがでしょうか(関連記事「的は『魔法のような道具』」)。
しかも的全体を狙うのではなく、たとえば的の頂点を狙うイメージで練習します。
あるいは的がなければボール4つを組み合わせてピラミッドを作り、そのうちのひとつを狙って練習します(関連記事「脳がどんどん、コントロールの精度を高める感覚を学習する!」)。
▶「ノールック」で狙う
的に当たるかどうかの結果は、関係ありません。
自分が打った飛んでいくボールの毛を見ていたら、先のリンクでご説明しているとおり的との乖離が周辺視野に映りますから、徐々に狙いが的に向かって収束してきます。
また狙うからといって、的を見ながら打とうとしないでください。
的の位置はあらかじめ目で見て空間認知のイメージを持っておき、あとは的を見ずにノールックで、ボールの毛だけを見て打つようにします(関連記事「『ノールックショット』でテニスは上手くいく」)。
▶ボール積み、乗るかどうかは「どうでもいい」
繰り返しになりますが、的に当たるか当たらないかの結果はどうでもいいのです。
そのプロセスが大事。
少し話は逸れますが、私はよくボール積みの練習で、上手く乗るか乗らないかの結果はどうでもいいとお伝えしています。
そのプロセスそのものが、集中力を培ううえで大事。
またテニスのプレーで「打ち方」を意識しないのと同様に、「乗せ方」など考えません。
方法論はない。
ただ乗せるだけです。
▶「狙い方」なんてない
それと同様に、「狙い方」なんてないと思っています。
一般的には、狙うコースへ足を踏み込む、フォロースルーの大きさで深さを調整するなどと言われますけれども、それらを意識すると、むしろ狙えないと思います。
練習ではただ狙う。
ただし試合では狙うことを意識せず、ひらめき(直感)に委ねます(関連記事「『直感の7割は正しい』」)。
▶テニスは「完璧主義」と相容れない
とはいえ、毎回完璧に、狙おうとしないでください。
完璧主義はテニスと相容れません(関連記事「イップスの人は完璧主義」)。
プロでも追い込まれた厳しい状況によっては、狙えず(ひらめかず)、ただ打ち返すだけの対応になるケースも少なくありません。
狙えるのは、ラリーでイニシアチブを掌握しているとき。
▶狙いたくなる!
私たちは空いているスペースがあったら、本能的にそこを埋めたくなりますよね。
「狙うべき」ではなく、「狙わなければ」でもなく、「狙いたくなる」のです(関連記事「ボールを見る理由2『動きたがる体になるため』」)。
そんな感覚が出てきたらしめたもの。
▶ご報告くださり「安心」できます
「ミスヒットが確実に減っている」とご報告くださり、ありがとうございます。
私にとっても、お伝えしている内容が本当に合っているのかどうか、確かめられて安心できます。
本当に効果があるかどうかは、自分の心身を使って確かめるしかないと思っています。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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