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一本の木から絵馬ができるまで③

ざっくりと製材した木材を次は仕上げていきます。
お願いするのは「中嶋木工所」さん。神社で木の加工品が必要な際は必ずお世話になる大村の職人さんです。とびきり器用で、どんなお願いも簡単なイメージをお伝えするだけで、こちらの想像以上の製品に仕上げてきて下さいます。そんな中嶋木工さんにお仕事をお願いするのは密かな楽しみでもあります。


お祖父様の代から使っているという年季の入った風格のある道具たち

何度かの打ち合わせの後、いよいよ型取り、仕上げの作業を経て完成品を納品して頂きました。


少しシャイな「ザ・職人」の中嶋さん


最初にイメージした通り、木皮そのままの「耳つき絵馬」、ついにカタチになってきました。
写真ではなかなか伝わりづらいのですが、すいつくようなしっとりとしたきめ細やかな木肌なんです。面取りや穴あけなど細部まで本当に綺麗に仕上げて頂きました。
手に取ると、きちんと手間をかけていただいたことが肌から伝わる素晴らしい仕上がりです。またも想像以上の中嶋木工さんのお仕事に、こちらもテンションが上がります。

次回はいよいよ絵付けをしていきます。
今年の干支、龍のデザインは我が大村氏が誇る書道家 佐藤鳳水先生にお願いします。
完成が本当に楽しみです。

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