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定年女子がWebライターになったら

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定年女子がWebライターになって感じたこと、学んだこと、取り組んでいることなどを書いています。
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記事一覧

生成AIに読書感想文を書かせてみたら……

子どもの頃、夏休みの宿題と言えば、夏休みの日誌、自由研究、夏休みの絵、そして読書感想文。いつも最後まで残るのが読書感想文だった。   本を読むことは好きだったが、課題図書はいつも自分が興味を持てるものではなくて、たいした感想も書けなかった。やたらと「、」を打って文字数を稼ぎ、段落を多くして、かろうじて原稿用紙2~3枚の感想文にしていた記憶がある。 それでも、大人になり、子どもができてから仲間と一緒にワーキングマザー向けの情報紙を作るようになり、文章を書くことに興味を持った。

定年女子がAIライティングを学び始めたワケ

最近、ネットだけでなく新聞やテレビでも生成AIについての記事を見かけない日はない。   以前、AIが普及するとなくなる仕事の例としてライターがあげられていたのを読んだことがある。適切な指示を与えれば数秒で何千字もの文章を出力するのだから、人間では太刀打ちできない。実際に某社ではライターチームを解散したという話を聞いたことがある。   しかし、生成AIにも欠点はある。ハルシネーションといって、もっともらしいウソの答えが返ってくることがあるのだ。だから生成AIに文章を書かせても内

定年女子がWebライターと名乗れないワケ

会社を定年退職して、非常勤の仕事とWebライターの仕事を始めてから2年半になる。非常勤の仕事は出勤日が週に2~3日なので、他にも仕事を持っている人が多い。空き時間に同じ職種の人と雑談をすることがあるが、「出勤日以外は何の仕事をしているの?」と聞かれるとWebライターと言えなくて「えーと、家でちょっと内職を」などとごまかしている。 なぜWebライターと名乗れないのだろうか? まず、ライターという職業には何となく怪しいイメージがある、と個人的に思っている。NHKの連続テレビ小

定年女子が取材ライティングを始めた

Zoomによる取材ライティングにチャレンジ 昨年から取材ライティングの仕事を始めた。取材と言っても直接会うわけではなく、Zoomで1時間ほど話を聴き、記事にまとめるという仕事だ。 仕事を発注してくれた会社では、以前は取材に行っていたそうだが、コロナ禍を経て今はZoomが主流になっているという。面談のほうが得られる情報量は多いのだろうが、2000字程度の記事ならZoomズームでも話は聞けるし、何と言っても交通費がかからないのがメリットなのだろう。 Zoomなら日本全国の人

定年女子がWebライターになったら語尾砂漠で迷った

ウェブの記事を執筆するときは、レギュレーションという執筆のルールを守らなくてはいけない。レギュレーションには、表記を統一したり、NGワードを共有したりすることによって、記事の品質にバラつきが出ないようにするという目的がある。 語尾については「同じ語尾を3回以上続けてはいけない」とされている場合が多い。理由は文章が単調になりやすく、子どもの作文のように幼稚な感じになってしまうからだ。3回ルールを回避するためにいろいろな方法がある。 一つ目は、名詞で文章を終わらせる「体言止め

定年女子がクラウドワークスのオンライン講座を受講してみた

Webライターをはじめて4カ月。 ここまで独学でやってきて、契約はそこそこ取れていたものの、なかなか継続案件にならない。そこで、案件の見方や応募の仕方がよいのか見直すために、クラウドワークスのライター初心者向け講座を受講することにした。 初心者向けの講座「クラウドワークス・スタートコース」を受講 Webライターの仕事を始めて4カ月ほど経った頃、クラウドカレッジ・スタートコース(現在はみんなのカレッジ・「副業・フリーランスコース入門編」にリニューアルされている)という初心

定年女子でもライターになれる?

私は暗算が苦手だ。 もう少し計算が早かったらWebライターになることを躊躇したかもしれない。 さて、最初の1ヶ月の報酬は? 暗算ができたらWebライターにならなかった? Webライターの仕事を始めてから2か月近く経過した。はじめの1ヶ月の報酬は5,574円。1,500~2,000字程度の記事を15本書いて5,574円だ。   日中、ずっとパソコンの前に座っているが、作業に煮詰まると散歩をかねて近くのスーパーに買い物に行く。その店に「パート募集、時給980円」などと書いた張

定年女子がWebライターを選んだワケ

定年まであと3か月。再雇用は希望しないことにした。 そして選んだ仕事はWebライター。なぜライターなのか? それは過去の挫折体験があったから。 再雇用は希望しない あと3か月で定年退職となる。この数か月、再雇用を希望するかしないか、ずっと迷っていた。 再雇用を希望すれば、最長65歳まで今の職場で働くことができる。しかし、この数年で仕事のやり方が急激に変化していて、今後はAIが導入されるなど、変化はさらに加速していく見込みだ。 1年なら何とかなるかもしれないが、5年はち