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The Hermit Complex

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割とネガティブなお話
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通り魔的な広告

通り魔的な広告

YouTubeを観る上で避けて通れないのが、動画の途中で挿入される広告である。プレミアム会員になれば非表示に出来るが、其処まで広告が煩わしいと思う事は殆ど無い。動画広告はその殆どが十数秒で終わるシンプルな内容で、TVのCMよりも見てて不快にならないからだ。

但し、中にはその十数秒の動画広告で、ワタクシに深い心的ダメージを与える極めて不快な内容のものがある。そんな数少ないイレギュラーが、競艇の動画

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キモチワルイ

キモチワルイ

ワタクシは幼少の頃から周囲に「気持ち悪い」と言われ続けて生きてきた。
それは例えば容姿だったり、クリエイティブな活動だったり、他にも要因が沢山あって枚挙に暇が無いのだが、兎に角随分長い事「気持ち悪い」と罵声を浴びせられ続けて今日に至る。周囲がワタクシを「気持ち悪い」と評さなくなったのは恐らく直近の10年位の話では無かろうか。

だからワタクシは、「気持ち悪い」と誰かに言われる事に凄まじい位のアレル

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SNS群雄割拠

SNS群雄割拠

2023年9月に、必要に迫られて【X】と名を変えたTwitter(だったもの)に一年半振りにアカウントを作った。然し彼は昔の彼ならず、今のXは近頃新たに勃興したSNSに利用者数で大きく水を開けられているばかりか、Twitter時代の実装機能が片端から排除されたり改悪されたり…で最早見る影もない。斯く言うワタクシはいつシャドウバンを喰らうか判らないので、以前より大幅にXに入り浸る機会が減った。

T

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共感性羞恥

共感性羞恥

ワタクシは【共感性羞恥】の持ち主である。

【共感性羞恥】…あまり耳慣れない言葉かも知れないが(Wikipediaを確認して見たら【共感性羞恥】の項目が作られたのが2023年6月の事だった)それも道理、この名称が生まれてから恐らくそんなに長い年数は経っていなかった筈だ。長い間、名前もなく事象だけが知られていた概念なのである。

共感性羞恥と言う事象を巧く、簡潔に説明するのは難しい。
判りやすく一例

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【人間らしい暮らし】とは

【人間らしい暮らし】とは

生活保護の受給率が年々上がっているそうである。年金だけでは暮らしが立たない年配の方、ワタクシみたいに病を得て働けなくなった方(あ、ワタクシは今のところは前の職場からの傷病手当で暮らしてます)、所謂【氷河期世代】で働きたくても働く機会を与えられない方…事情は様々だ。

そして、生活保護を取り巻くネガティブなイメージも一向に払拭される気配が無い。それについては今更語るまでも無いのでこの場では割愛するが

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格差

格差

過去記事【アバター】にて、近頃現実社会で生きづらさを感じている方が、電磁の海に活路を見出している旨を記した。

所謂【VTuber】(ヴァーチュアル・ユーチューバー)の人口は右肩上がりの様相を示している。この頃ではVTuber専門の芸能事務所まで存在する程だ。それに比例するかのように個人勢VTuberの人数もまた増えている。
最も果てしなく人口が増加しているかと言うとそうでも無いらしく、春先になる

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忘却による【死】

忘却による【死】

漫画【ONE PIECE】の作中の台詞だったように記憶しているが、ヒトが真の【死】を迎える瞬間とは【世間から存在を忘れられる】時なのだと言う。

まさに今のワタクシの事である。

過日、ワタクシの創作活動を宣伝してくれていた友人のTwitterアカウントが重度のサジェストバンを喰らった。検索してもアカウント名もヒットせず、当然ツイートは誰の目にも見えず、何ならフォロアに送ったリプライすら見えていた

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Yahoo知恵袋の大罪

Yahoo知恵袋の大罪

note関連で物凄く悲しい、そして腹立たしい出来事があったので、備忘録とアンガーマネジメントの為に此処に記す事にする。

ワタクシをフォローして下さったフォロアさんのおひとりに、大病を患いながらも回復され、その体験談を中心に様々な事柄を美しい文体で綴られている方がいらした。一度は大病を患った事から未来を悲観し、自ら命を絶つ事さえ考えていたそうだが、旅先でたまたま手にした聖書に記された言葉に救われて

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ハンドルネーム

ハンドルネーム

電磁の海で活動するようになってそろそろ20年以上にはなるだろうか。
インターネットデビューしたのは、多分他人に比べると比較的遅い方だと思う。
…が、一度電磁の海に躍り出てからは、インターネットと言う存在が想像以上に身近なものへと変化した事もあり、自分にとってインターネットは今や【リアルの延長線上】を超えて【現実世界とは別のもうひとつの世界】そのものになりつつある。ワタクシは、その変化に順応出来てい

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宿痾

宿痾

所謂【自律神経失調症】を発症してぼちぼち10年以上になる。近年、この自律神経失調症が急激に悪化。それと時同じくして手足の末梢神経が損傷し、諸々の不便を託つようになった。もう3年位経つだろうか。
最も、兆しらしきものは社会復帰の前からあったような気がする。

あれは社会復帰を果たして初めての冬だったか、若しくはその一年前の冬の事だったかと記憶している。
珍しくその年の冬コミに一般参加を思いついた。

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くたばれ似非フェミニスト

くたばれ似非フェミニスト

近頃、真の意味でのフェミニストとは真っ向思想が乖離した【自称】フェミニスト(ワタクシは侮蔑の意を込めて【似非フェミニスト】と呼んでいる)がネットの海でイナゴの如く振る舞っている。

サブカル畑に片足を突っ込んでいる方ならもうお察しだろう。
イラストに描かれた女性の姿を見てやれ「性的搾取だ」だの、やれ「この絵の女性は下着をつけてない」だの、やれ「女性蔑視」だのと喚き立てる(これは彼等彼女等の多彩な行

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何者にもなれなかったワタクシ

何者にもなれなかったワタクシ

随分昔の事だが、まるで昨日のように鮮明に覚えている記憶がある。

あれはワタクシがまだ生まれ故郷の北海道函館市に居た頃の事。
我が家に父方の親戚が遊びに来た。
その時、ワタクシは確か小学生高学年位ではなかったかと思う。

幾らかの会話の後、突然親戚はワタクシに問いかけた。
「お前の将来の夢は何だ」。

その時、ワタクシは明確に将来へのヴィジョンを持っていなかった。ただ、昔からクリエイティブな職業に

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紙媒体の存在の軽さ

紙媒体の存在の軽さ

イラストにしろ、折り紙作品にしろ、テキストにしろ、日本では(名の売れたプロならいざ知らず)在野のクリエイターがこれらのコンテンツに値段をつけた瞬間、どうも蔑ろにされがちと言うか

「えー料金取るの?おかしくない?」

と小馬鹿にするようなリアクションを取られがちな気がする(特にイラスト)。

pixiv辺りでは未だにプロの絵師に軽率にリクエストをかまし、絵師が有償だと返すと罵詈雑言を吐き散らして騒

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成功者の憂鬱

成功者の憂鬱

ワタクシは今でこそ社会人としてお天道様の下を堂々と闊歩する身の上だが、30代後半〜40代前半の頃はあちこちの施設にご面倒をおかけしながら社会復帰を目指して迷走する、昔風に言えば社会的落伍者であった。
特に今の職場に落ち着くまでの10年間については体調も精神も、そして職も不安定で(文字通り【糊口を凌ぐ】日々だった)、協力者も少なく、漠然と不安を抱えながら毎日を生きていた記憶がある。
それが、突然ひっ

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