クロネコが空を飛ぶ
vol.60
今年のトピックといえば、やはり物流における「2024年問題」でしょう。
2024年問題とは、働き方改革関連法によって4月1日以降、
自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称のこと。
これまでトラックドライバーの労働環境は、長時間労働の慢性化という課題を抱えていました。
そうした中、業界の垣根を超えて物流を効率化させる動きが活発になってきているのです。
タビラボがその事例をまとめているので共有させていただきます。
〈TABI LABO / 2023年12月10日〉
例えば、ヤマトホールディングス株式会社の空の輸送「物流eVTOL機」。
強風下でも狭い土地に正確に着陸できる中型eVTOL航空機の成立性を実証実験中なのですが、もしも実装されれば、今後はクロネコは空からやって来ることになるわけです。
海外でも、イギリスでは同国の郵便事業を手掛ける「Royal Mail」と物流会社の「Windracers」が手を結び、空の郵便配送に挑戦。
2025年までに「ドローン配達」用に新たなルートを50以上確保し、最終的にはロンドンに500機以上の「Mail-Windracers」ドローンを導入を目指しています。
また、陸の輸送も負けてはおらず、鉄道会社でも新たな取り組みがスタート。
タビラボでは、昨年の夏から大阪梅田駅、豊中駅構内のコインロッカーで荷物の受け渡しをするサービスを開始したことを伝えていますが、駅で荷物を受け取るということが今後は当たり前のことになっていくでしょう。
また駅といえば、同じく昨夏にJR東日本が、新幹線荷物輸送「はこビュン」による車両基地間の輸送トライアルを実施。
〈PRTIMES / 2023年8月9日〉
定刻通りに輸送できる鉄道が、今後の物流問題解決に向けての大きな力になっていくでしょう。
この2024年問題については、【物流「2024年問題」への一手】という記事でも書いておりますので、もしまだご覧いただけていない方は併せてどうぞ😊
日本は2024年問題だけではなく、さまざまな社会課題を抱え、「課題先進国」と言われますが、その分、ピンチをチャンスに変えていくことで商機も生まれます。
来週からいよいよ私も通常営業が始まりますが、前向きに取り組んでいければと思っております。
その前に、ぜひ皆さんも冬休みの最後のひとときをお楽しみくださいませ😊
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