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「『好きだな』『やってて面白いな』っていう動詞の中にヒントがある」

自分の中で信じていることがあって、得意なことがない人なんじゃなくて、得意なことが分かってない人なんだと思うんです。

その理由は、人と比べるから分からなくなる。自分の中で「好きだな」「やってて面白いな」っていう行為、動詞の中にヒントがあるんです。

カバンが好きだからカバンに関わる仕事じゃなくて、カバンをデザインするのが好きだったら動詞になる。その中に自分の何らかの属性的な強みが入っているんです。

それがもしかしてデザインセンスなのかもしれないし、新しいものを生み出すクリエイティビティかも分からない。それがプロとして食べていける自分の特徴にたどり着く。

   森岡毅(戦略家)

「日曜日の初耳学」


私はまだ何者でもない。
でも、死ぬまでには何か成し遂げたい。


いつかは何者かになりたいと思い、自分の存在意義を探るために、「好き」を深掘りしていたことは何度もある。

まだ見つかってないけど、ずっと探してる。

その証拠に、スマートフォンのメモ機能に、「好きなこと」と「好きだったこと」のリストを大事に残している。

このメモを作った時は、どんどん更新していくつもりだった。でも、好みってそんなにコロコロ変わるものでもないし、それよりも、その時の自分がどう感じていたかを記録しておきたいと思って、更新しないことにした。

すでに何回か更新してしまったので、初めて書いたのがいつだったかは定かじゃないけど、最終更新日は2015年11月3日になっている。

「趣味がほしいな」とか「前は何に夢中になってたんだっけ?」と迷子になった時に、今でもこのメモを見返す。年に2、3回見るか見ないかくらいの頻度だけど、見るたびに「いいメモ作ったな」と自画自賛している。

「好き」が変わっていたら更新しようと思うものの、やっぱりそんなに大きく変化していない。「好きなこと」が「好きだったこと」に入れ変わっていたり、その逆はあるけど。


これは自分でも驚いたけど、ちゃんと「動詞」ばかりが並んでいる。確かに物欲はあまりない方で、モノには執着しないのかもしれない。

しかも、純粋に「好きだから好き」と思えるものが並んでいる。

というのも、この記事を書こうと思って、ぼんやりと内容を考えていた時は、「好き」に前提条件がつくものがあった。自分が「好きだから好き」ではなく、「他人から褒められるから好き」と。これは、その「行動」が好きなんじゃなくて、褒められるという「状態」が好きってことなんだと思う。

もちろん、褒められたことも強みにつながる。でも、他人軸が入ると、褒められないことにもどかしさを感じたり、人と比べて嫉妬したりするので、自分軸だけで「好き」と思えるものを持っていたい。


何者かになることにつながるのかどうかまでは見極めていないし、軽すぎるのが多い気はするけど、現在の自分が好きだと思えることをいくつか抜粋しておく。説明文は、この記事のために書き足したもの。


お昼寝・夜更かしすること

健康や美容のために早寝早起きがいいとは分かってるけど、つい。最近は休みの日でも平日と同じ時間にnoteの記事を投稿を心がけている。このまま改善できたらいいな。

音楽を聴くこと

特に、ハマった曲を何度もリピートして聴き続けることや、好きな曲を口ずさむのが好き。英語の曲は、歌詞カードを見なくても口ずさめるようになるのが嬉しい。

新しい考え方に出会うこと

「出会う」というのは動詞に入るか微妙なところだけど、出会うために、「ホンマでっかTV」や「日曜日の初耳学」といった番組を観るのが好き。noteというチャンネルも増えて嬉しい。

新しい考えを咀嚼すること

「新しい考え方に出会うこと」の続きだけど、自分と違う考えを知って、なんとなく「なるほど」「おもしろいな」と感じて終わりではなく、それを自分なりに「咀嚼」することが好き。「妄想」ともいうかもしれないけど、「咀嚼」という言葉の方が好きで、自分にはしっくりくる。

自分好みの文章を書くこと

仕事でもプライベートでも、メールを書いたり資料を作ったりする時に、自分が好きな言葉選び、言い回し、構成、レイアウトを考えるのが好き。


自分の好きなことを考えると、決まって「書くこと」が思い浮かぶ。

でも、書くのは遅いし、どんな内容でも書けるわけでもない。日記も毎日書くわけでもない。職場では「あの人、文章書くのうまいよね」と共感を求められて、ちょっと複雑な気分になるくらい、圧倒的な文章力があるわけでもない。

それなのに「書くことが好き」というのは、私にとっては事実。

めったに褒めてくれなかった父親が褒めてくれたことや、好きな人に褒めてもらったことが、好きに拍車をかけている。


今回、この記事を書くために「書くこと」を少し因数分解してみた。

すると、私は新しい考えに出会って、それを自分なりに咀嚼して、それを自分なりに表現することが好きなんだということが分かった。


せっかくなので、【自己紹介・第2弾】ということにしよう。



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