読書感想文をもっと活かそう!【小学生編】
こんにちは,umenoです.
「本を読むことは大切です」
これはよく聴くと思います.
ただ,読んでいるだけでは学習効果は薄い印象があります
「ではどのようにすることが良いのか?」
個人的には「他者とある事象に関するディスカッションが出来るようにする練習として、読書感想文を使う」という考えがあります.
今回はそのようなお話をしてければと考えています.
この記事が,子育て中の親御さん,療育や教育関係者の皆さまにとって少しでも参考になれば幸いです.
①まずは短いお話から
何事もそうですが,読書に慣れないうちは簡単なもので,短く終わるものを選ぶと良いです.
絵本からでも良いと思います.
少しずつ児童書に移行していき,文字の大きさなどに配慮しながら選んでいきます.
この時の選定は子どもに任せず,大人が行った方が良いです.
以前記事にもした「読書習慣をつける」というテーマであれば自由でも良いと思いますが,今回は内容を分析したりしますのである程度大人が枠組みを作った方がコントロールしやすくなります.
②キーワード,箇条書きでもいいので内容を書きだす
”文章ではなく,キーワード,箇条書き”
難易度を下げるという意味だけでなく,書いてあるポイントをみつけていくという練習にもなるので,キーワードや単語の羅列,箇条書きなども良いです.
慣れてくれば,文章にしていっても良いと思います.
③自分が良いと思ったこと,良くないと思ったことの2点で感想を書く
ここがかなりポイントです.
何事もポジティブな側面とネガティブな側面があります.
小学生の時からそういった意識をもってもらうことが大切ですし,これは自分の価値観であって,相手の価値観は違うかもしれないといったことも考えるきっかけにもなります.
意見が分かれればディスカッションし,お互いを理解したり,そのものを深めたりといった展開になりますので,2つの側面で感想を書いていくということはとても大切になります.
④近くの大人に説明する
そして,自分のことばで相手にわかるように説明する練習です.
もちろん最初からはできません.
少しずつで良いので,子どもにプレッシャーをかけず
「よくまとまっているね」
「これもいいけど,こういうのもいいかも」
とポジティブな声掛けをしながら修正を加えていきましょう.
⑤まとめ
「自分のことばで自分の思いを伝える」
生きていく上で重要なスキルですし、社会人になるとそのような機会はより増えていきます.
そういった時に自然と出来るよう,小学生のうちから読書感想文を使って練習を積み上げていけると良いのではないでしょうか.
本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.