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#読書日記
「桐島、部活やめるってよ」タイムカプセルのような小説でした。
この歳になって、初めて朝井リョウを読んだ。
朝井リョウさんとは同じ年に生まれた。だから当然デビュー当時から知っているし、いつかは読んでみようと思っていたのだが、なぜか腰が重かった。
それが去年「正欲」が本屋で平積みになってるのを見て、無性に読んでみたいと思った。なんだかそそられる、いかにも自分好みの雰囲気を醸している。
ただやっぱり新作からいきなり読むより、過去の代表作を何か読んでからにしよ
初めてのドストエフスキーに悪戦苦闘した話|「カラマーゾフの兄弟」
今年の5月頃、3度目の緊急事態宣言が発令された。
僕の職場は飲食店で1ヶ月程の休業が決まった。
その期間中働こうと思えば派遣の仕事で働けたのだが、その時はどうにも働く気力が湧かなかった。
仕事をサボる代わりに免罪符のつもりで、今まで読んだことがないような文豪の小説を数冊買った。大江健三郎、開高健、そしてドストエフスキーだった。
「カラマーゾフの兄弟」を読み始めたのは休業も明け、それまでサボって