死者の奢り・飼育/大江健三郎
先月JR宇都宮線の電車内で、喫煙していた男性
を注意した高校生が、男性に10分以上殴られて重傷を負うというニュースが流れた。
友人3人が止めようとしたものの、他の乗客は誰も助けに行かなかった、という情報まで入っていた。
このニュースを受けてコメ欄では高校生の勇敢な行動を讃える声と同時に、周りで何もせずに見ていた乗客への批判も当然起こった。
僕はこのニュースを見て考えを巡らせてるうちに、去年読んだ小説のことを思い出していた。
去年、図書館でたまたま見かけた「死者の奢り・飼