
短編小説を書いています。10分くらいで読めるかと思います。ほら、移動中とか待ち合わせとか寝る前とかに読むのに丁度良いよね。スキとか感想を貰えると嬉しいです。ちょっと不思議な話。
- 運営しているクリエイター
#お笑い
短編小説【チロルチョコ何個分?】
【1】
「中学ん時?いやチョコなんてあげてねぇわ。ふざけんなぁ!店員さーん!ハイボールおかわりー。」
何年ぶりに会うかわからない清田育実は当時の雰囲気のまま、温度のまま、僕に言った。
髪型は陸上部の頃の短髪ではなくなっていて、長く大人っぽくなっていた。
髪型とか大人っぽくなったなぁと言う僕に、お互いもう大人なんだよと清田は言った。
飲み物は購買のコーヒー牛乳からサントリーの角ハイになってい