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「衷心」/心よりよりお詫び申し上げますの言い換え
社会生活を行っていると、お詫び申し上げる機会ってしばしばある訳です。
ごめんね
ごめんなさい
すみませんでした
申し訳ありませんでした
お詫び申し上げます
いろんな謝罪がありますし、年を重ね、経験を重ねると、いろんな言い回しを体得します。
どんな時でも「すみません」一辺倒の人を見ると、語彙がないのか、謝る気がないのか、経験の薄さあるいは薄情さが垣間見えたりしてしまうので、言葉選びには気を付けたいところ。
A:すみませんでした。
B:ちゃんと気をつけてよ?
A:ええ、すみませんでした。
B:完全におたくのミスなんだからね?
A:おっしゃる通りです、すみませんでした。
B:ほんとにわかってる?
A:ええ
B:ほんとに!?
A:ええ、すみませんでした。
大げさでもなく。こういう人いますからね。
すみません、すみませんマシーン。
受け手のBさんも、謝られているのに余計に腹立ってくるっていう。
ちょっと引き出しがいくつかあると、それっぽく形にはなるので用意しておいて損はないのです。
A:すみませんでした。
B:ちゃんと気をつけてよ?
A:ええ、申し訳ありませんでした。
B:完全におたくのミスなんだからね?
A:おっしゃる通りです、本当に申し訳ありませんでした。
B:ほんとにわかってる?
A:心よりお詫び申し上げます。
B:しょうがないな。
Bさんもしょうがないって言うてますし。
これを踏まえて、今日の本題。
心よりお詫び申し上げます。
「お詫び申し上げます」をより強く表現したいときに「心から」ってつけるのですが、これもね、なかなか使い続けていると嘘っぽくなるというか。使っている自分自身が違和感を覚えてくるというか。
それっぽ言い回し、他にないかなーって気持ちが沸いてくるんです。
そこで使えるのがこれですよ。
「衷心」
衷心よりお詫び申し上げます。
こんなの受け取ったら、お、ちょっと変化球くるやん。
ってなりますよね。
Bさんにもなんらか心に響くものがあるはず。
***
あ、でもこれ書き言葉ですよ。
口語でこれ使うと「中心」と誤認して、なんか世界のどこかでめっちゃ謝っている人みたいになるんで。
中心よりお詫び申し上げる。
そういうアイを叫んだけもの。
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