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[書評]成功している人は、なぜ聞き方がうまいのか?

聴き上手な人との会話は、心地いいと感じませんか?
受け答えも的確で、間も、雰囲気もふくめ嫌な気分になることがありません。

傾聴する。
肯定の相づち。

これまでも学びながらいろいろな方法を試してきましたが、思い描くような聞き上手になることはできず、行き詰まっていました

そのようなときに目にとまった、一冊の本。

ぺらりとページをめくり驚かされたのは、目次のなかのあることばです。

聞き上手は主導権を相手に渡す

……。

この本は、聞き方をとおして、人間関係の苦手意識をなくすような学びがあるのかもしれない

その直観にしたがい、食い入るように読みはじました。





本のおおまかな内容


「成功している人は、なぜ聞き方がうまいのか?」というタイトルから伝わるように、ビジネスにおける活用が主軸ではあるようです。
事例の多くから、そう受け取りました。

しかし、「いまの時代を生きやすくするために聞き上手になろう。」と著者は伝えています。

言葉どおり、記されている聞き方は、さまざまな場面の人間関係で活かせるものです

  • 聞き上手になる方法。

  • 聞き上手とは、どういうものなのか。

  • 聞き上手になると、どんな良いことがあるのか。

これらを、全5章でまとめています。


書きとめたことば


目から鱗が落ちたフレーズを、5つご紹介します。


聞く力が新時代を生き抜くカギ

P.1 「はじめに」

共感力はゼロでいい
聞き上手になるためには簡単にわかってはいけない

P.16、P.21

大切なのは、「わからないことに耐える力」

P.26

話したい気持ちを抑える

P.80

母音のあいづち「あいうえお」の秘密

P.112


まとめ


この本を読み終えてから、人との会話で気負うことがなくなったように思います。
それは、むりに話をしなくても、いい雰囲気やいい関係をつくっていく方法があることを、納得しながら学ぶことができたからです。

また、聞くときの心構えと、心の守りかたまで書かれていましたから、実践するときにも安心感がありました。

この一冊は、人との関わりを前向きにするためのきっかけになるでしょう。


こんな人におすすめ

  • 人と会話することが、負担に感じる人

  • 聞き手に必要な考えかたを、知りたい人

  • カウンセリング力を、高めたい人

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