[書評]成功している人は、なぜ聞き方がうまいのか?
聴き上手な人との会話は、心地いいと感じませんか?
受け答えも的確で、間も、雰囲気もふくめ嫌な気分になることがありません。
傾聴する。
肯定の相づち。
これまでも学びながらいろいろな方法を試してきましたが、思い描くような聞き上手になることはできず、行き詰まっていました。
そのようなときに目にとまった、一冊の本。
ぺらりとページをめくり驚かされたのは、目次のなかのあることばです。
「聞き上手は主導権を相手に渡す」
……。
この本は、聞き方をとおして、人間関係の苦手意識をなくすような学びがあるのかもしれない。
その直観にしたがい、食い入るように読みはじました。
本のおおまかな内容
「成功している人は、なぜ聞き方がうまいのか?」というタイトルから伝わるように、ビジネスにおける活用が主軸ではあるようです。
事例の多くから、そう受け取りました。
しかし、「いまの時代を生きやすくするために聞き上手になろう。」と著者は伝えています。
言葉どおり、記されている聞き方は、さまざまな場面の人間関係で活かせるものです。
聞き上手になる方法。
聞き上手とは、どういうものなのか。
聞き上手になると、どんな良いことがあるのか。
これらを、全5章でまとめています。
書きとめたことば
目から鱗が落ちたフレーズを、5つご紹介します。
まとめ
この本を読み終えてから、人との会話で気負うことがなくなったように思います。
それは、むりに話をしなくても、いい雰囲気やいい関係をつくっていく方法があることを、納得しながら学ぶことができたからです。
また、聞くときの心構えと、心の守りかたまで書かれていましたから、実践するときにも安心感がありました。
この一冊は、人との関わりを前向きにするためのきっかけになるでしょう。
こんな人におすすめ
人と会話することが、負担に感じる人
聞き手に必要な考えかたを、知りたい人
カウンセリング力を、高めたい人