有酸素は20分以上って本当?
「有酸素は20分以上続けないと脂肪が燃えない」
これは都市伝説で、スタート直後から、ちゃんと脂肪は燃えています。
ただジョギングなどの場合、開始直後は糖の使用率がやや優勢です。
そのあと徐々に、脂肪が盛り返して、20分を過ぎあたりで糖を逆転。
それでも糖が、まったく使われなくなることはありません。
1時間程度の運動で、ならしてみると脂肪と糖が半々ぐらいのイメージです。
ひとつ注意しないといけないのは、心拍数を上げすぎないこと。
肩で息をするような運動では、脂肪があまり燃えません。
体脂肪を燃やすための有酸素では、心拍数が意外に重要。
以下の計算式で、ダイエット目的の心拍数はわかります。
220-年齢=最大心拍数
最大心拍数×0.7=目標心拍数
この心拍数でやるともっとも、脂肪の燃焼量を増やせるのです。
「心拍数モニターを買うのはまだ早いかな、、、」という人には、もっと簡単な方法もあります。
隣の人と話をしながら、続けられるか。
しゃべれないほど呼吸が乱れていれば、もうすこしゆっくり行うべき。
もし歌いながらでもできるようだと、もうちょっと心拍数を上げたほうがいいでしょう。
ちなみに普段の生活でも、脂肪の利用率は約50%。
あとの半分は、やはり糖などのエネルギーです。
仕事や家事をしているときでも、普通に脂肪は使われています。
ある意味で、酸素を吸ってカラダを動かす行為は、すべて有酸素ともいえるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※薬を服用中の方、持病のある方、健康に不安のある方は、まず主治医にご相談ください。