ジムもダンベルも不要!器具を使わず自宅で筋肉を増やすには
軽い負荷でも、筋肉を増やすことは可能です。
自宅でも、自重でも効果的な筋トレはできます。
器具のない宅トレで、オススメなのがゆっくり動くスロートレーニング。
筋肉の成長を引き出すには、適度なストレスが必要です。
いわゆる「追いこむ」というやつですが、その手段はひとつではありません。
ジムに通える環境にあって、フリーウェイトや、トレーニングマシンが自由に使えるのであれば、話は簡単。
重量というストレスを、与えればいいからです。
日常生活ではありえない重さが、適切な刺激となって筋肉は反応します。
でも自宅だと、なかなかその手の負荷が用意できません。
なので別のやり方で筋肉をイジメるわけですが、有効なのが低酸素ストレス。
スロートレーニングが、得意とするところです。
スローに動いてる間は、筋肉が持続的に収縮し、血管を圧迫し続けます。
すると血液中にある酸素が、筋肉内に入ってこれなくなるのです。
酸素からエネルギーが作れなくなった筋肉は、どうするか?
糖を燃料にできるタイプの筋繊維を、フル稼働させます。
結果、その燃えカスである乳酸が、大量にあふれることに。
血流が阻害されているので、洗い流すこともできません。
筋肉内は、ゴミだらけの劣悪環境となります。
つまり、すごいストレスがかかるわけです。
感覚としては、使った部位がパンパンになる感じ。
この環境悪化のシグナルが中枢に届くと、筋肉を増やすためのスイッチは入ります。
局所的に酸素を枯渇させるストレスは、筋肉の発達をうながすキッカケになるのです。
また血管に圧をかけ続けるスロートレーニングでは、フィニッシュ姿勢で肘や膝の関節を伸ばしきらないことも大事。
筋肉が緩んで、血流が解放されてしまうからです。
それでは、筋肉内を低酸素にできません。
たとえばスクワットなら、4秒でしゃがんで、4秒で立ちますが、立ち上がっても膝を伸ばしきらずに、次のレップに進みます。
ターゲットの筋肉にハリを感じれば、うまくいってる証拠と考えてください。
ムリは禁物ですが、標的とした箇所がオールアウト(疲労困憊)するまで、やり続けるのが理想です。
狙いはあくまで、筋肉内を酸素不足にすること。
呼吸は止めずに、おこなうのもポイントです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(高齢の方や、疾患をお持ちの方は、まずは医師にご相談ください)
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