吾輩の世界は変わりゆく【#吾輩は猫である読書感想文2】(毎日更新83日目)
昨日に引き続き吾輩は猫であるの感想文を。
Life goes on
吾輩の日常は教師の主人に人間の滑稽さを発見したりしながら続いていきます。
主人には嘘つきの友人がいて、その人とのやりとりがおもしろい。
出不精の主人の家にはしばしば友人が訪れていろんなおしゃべりをしていくんですが、主人は真面目で頭が固い人間なので、嘘の話をもっともらしくリアルに話すその友人にしょっちゅうだまされて、からかわれています。
主人もやり返そうと嘘をついたりするんですけど、下手くそだし、話しも上手くないしでちっともうまくいかないんですね。
そんな主人の様子を”吾輩猫”が見てがっかりしたり、我が主人ながら情けないと家族の一員として見守っているのがほのぼのさせてくれます。
しかし、今回はすこし大きな事件が起きました。
吾輩がいつも仲良くしていて、麗しい存在だと想いをよせている三毛子が病気でとつぜん死んでしまいます。
三毛子を溺愛していた飼い主は、育ちの悪い吾輩のせいで三毛子が死んでしまったんだと悪口を散々言っているのを吾輩は陰でこっそり聞いています。
吾輩が退屈だと感じた時にはよく遊びにいって癒やされていた三毛子がいなくなってしまったことで寂しさを感じているのです。
しかし、そのようにして日々は無常として流れていく。
近所には黒というガラの悪い大きな猫もいますが、いまいち一緒にいても楽しくないというか価値観が合わないという感じなんですね。
吾輩は上品で知的な友人を求めているようです。
これからも続く猫生、どうなっていくんでしょうかといったところですね。
それにしても、ふだんぼくらが可愛いがっている猫ちゃんたちが、この吾輩のようにいろんなことを考えて、もしかしたら、ぼくらにつきあってくれているのかもしれないなと思ったら
それはそれですごく楽しいなと思います。
冷めた目でぼくらを見てる猫ちゃんも可愛いじゃないですか。
「は〜あ、まったく人間は」
なんて思いながらも、いつもそばにいてぼくらを癒やしてくれているんです。
やっぱり人間が好きなんでしょうね。
愛 だなあ
「画像引用:Wikipedia」
初版のジャケットの絵らしいです。
もっと可愛い感じかと思っていたら、なかなか気持ち悪い絵だなと思いました。(笑)
それでは続きを読んでまた明日書きたいと思います。
それでは今日はこのへんで
またあした。
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