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普通の本では黒塗りにされてしまいそうな「ブラックレポート」

白本に引き続き『黒本五』も5年ぶりのリリース。ずっとメルマガを読んできましたが、それでも、一冊にまとまると重厚感みたいなものがあるのが不思議です。また、頭への入り方が違うと感じるのは僕だけでしょうか。

『黒本五』については、はじめにのところで「変わらず大手出版社ではとても出せない『日本の真実』についてまとめた『内緒の黒い』ネタが満載です。」とあるように、本当に黒いネタが満載です。これまで高城さんの本を読んだことがなくても、メルマガを読んでなくても、問題なく読むことができます。が、しかし、あまりこのような本を読んだことにはとても衝撃的な本になるのではないでしょうか。「ここまで語っているんだ」「これって本当なの?」と色々な声が今にも聞こえて来そうです。時には不安を感じるかもしれません。また、目を逸らしたくなるかもしれません。僕も、何年間もずっと高城さんのメルマガを読んでいても、改めてこの内容に触れるとドキッとしてしまうことが多いです。本当にこのままでよいのだろうか。そして、日本や世界はどうなってしまうのだろうか、と。

でも、高城さんがこうやってメルマガや本で発信してくれるのは、不安を煽るためではもちろんありません。書籍を売って儲けるためでもなく、常々、言われているのは読者のため。読者がこのサバイバル時代を生き抜くためのヒントになればいいと思って書いている。その真摯な姿勢をそのまま受け止めるには、こちらも真摯な姿勢で読まなければなりません。別に固い本ではありませんが、それでも、厳しい現実が書かれています。もちろん、全てがその通りになるわけではないでしょうが、でも、ここに書かれている多くのことは起きるのではないでしょうか。それは高城さんが預言者ということではなく、確実に世界はその方向へ向かっているからです。何か特別な情報源から得た暴露ネタではなく、世界を自身の目で、足で確かめ、そして、海外のニュースを見る。当たり前のことから見た、当たり前の真実がそこにはあるのです。

もちろん、高城さんのように世界を渡り歩き、さらに海外のニュースや政治に精通することは難しいのかもしれませんが、誰でもできることをやっているだけなのです。高城さんとて同じ人間です(たぶん笑)。それでも、自分には真似できないことがある。であるならば、そういった人が発信してくれる情報を頼りに、次の一手を考えるということは悪いことではないのではと思います。全ての人が高城さんのように生きたいわけではないでしょうし、望む生活も違うでしょう。だから、全てを真似する必要はないですが、でも、取り入れることはできる。彼の話を聞いて、これから起こるであろうことに準備することはできるのです。

2020年代~2030年代、まさに今その瞬間が来ようとしています。コロナが明けてようやくホッと一息つけるところですが、でも、本当の時代の変化というのはきっとこれから起こります。これから何が起きるのか。僕たちはどう生きるのか。何を準備すればいいのか。今の日本、世界の現状を知り、自分の位置を知ることから始める必要があるのかもしれません。そんな考えるきっかけ、そして、どんな時代でも、幸せに生きていくためにも、真実を追求し、美を愛し、善く生きる。そんな当たり前のことを考えさせてくれる一冊です。この本はまさに、高城未来研究所のBLACK REPORT(普通の本では黒ぬりにされてしまいそうな本)ですね。

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