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まずは原稿用紙1枚に収める

ピッタリ書く!文章術。

先ほどの記事では「100文字前後ピッタリで好きなことを要約する」と書きましたが、小説、物語を書きたい人もいると思います。

そんなあなたにおすすめなのは「まずは原稿用紙1枚に収める」というテクニックです。

小説を書きたいけれど、どう書けばいいかわからない。物語のイメージはあるけれど、まとまらない。

そんな時は、原稿用紙、もしくは原稿用紙のアプリを用意してください。

気付いたこと、ちょっとした話、短編小説にしたいこと。

それをひとまず、原稿用紙1枚ピッタリに収めようとしてみてください。実際には収まらなくてもいいです。少し長く書いたり、2、3行残してしまってもいいのです。

大切なのは、原稿用紙1枚という物差しがあること。この物差しがイメージや内容の基準にもなってくれるのです。

村上春樹の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」という原稿用紙10枚ほどの短編小説を単行本3巻、文庫にして6巻の大長編にしたのが『1Q84』です。

また、「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」に影響を受けて完成した長編アニメが新海誠の『君の名は。』です。

昭和の文豪、井上靖は自分の書いた詩をのちに膨らませて短編小説「闘牛」を執筆し、芥川賞を受賞しました。

とりあえず、原稿用紙を1枚取り出してみてください。そこからいつか、大長編が始まるかもしれませんよ?

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