【ブックレビュー】最高の人生を約束する 自分の磨き方
どうも、Wasaです。
今回読んだ(聴いた)本はこちら。
「最高の人生を約束する 自分の磨き方」
著者:オリソン・マーデン
皆さんは、オリソン・マーデンという方を知っていますか?
僕は本書と出会って初めて知りました。
著者は
・7歳の頃に孤児に
・17歳の頃に触れた自己啓発書から影響を受け勉学を励む
・ハーバード大学医学部へ進学
・実業家へ
・40代で自己啓発作家に
ざっくりと書くとこういった経歴の持ち主でした。
そして、そんな著者が残した自己啓発本は沢山の人に影響を与えました。
有名なところで
・トーマス・エジソン
・デール・カーネギー
・ヘンリー・フォード
という名だたる偉人達。
個人的には敬愛するデール・カーネギーにも影響を与えていたとなると、俄然興味がわく。
そしてその影響力はもちろん日本にも届いていました。
特筆するならパナソニックの松下幸之助。
彼も著者の影響を受けたという話があります。
本書は、そういった各界にも影響をもたらした自己啓発作家である著者の思想がわかりやすくまとめられている一冊となっています。
構成としてはシンプルで、一つの格言に対しその概要をわかりやすくまとめたもの、それが217個紹介されているという形です。
書かれている内容としては、確かにと思うものばかり。
様々な自己啓発本で言われていることも多く書かれているが、おそらくここがその源流となっているんだろうなぁと実感させられます。
個人的には、一つの格言に対してもう少し深掘っている方が好きではあるけど数も多いのでまぁ、という感じです。
でも短く区切られているから、逆に隙間時間にちょっと触れることで再認識させられたりあらためて身を引き締めるのに役立つなーという印象。
今回は本書を通して、僕自身が感じたことを3つご紹介します。
まず1つ目は「何事にも情熱を燃やす」ということです。
仕事でも何でもそうなんですが、結局は情熱を燃やせるかどうかがカギということです。
本書の中でも成功者というのは結局、その物事に情熱を燃やせたかどうかだといいます。
ライト兄弟も有人飛行という夢に情熱を燃やせたから成功したわけです。
以前のブックレビューの際にも書いたけど、自分の「強み」となるものというのは自分の「好き」とリンクしています。
自分が好きでのめり込み情熱を燃やせるものは自分から学び前進していけます。
これは別の項で書かれていたけど、人は学校に行ってる間は学び成長するが社会に出てからは学びや前に進むことをやめてしまう人が多いと書かれていました。
これも結局のところ、情熱を持てるものがなく惰性で生きる為のお金を得ることを目的として漠然と仕事に費やす毎日になることが原因なんじゃないかなと。
情熱を持てることを見つけ、それを仕事とすることが出来れば人は成長し続けさらなる高みを目指していけるんじゃないかなと思います。
2つ目は「チャンスを待たない」ということです。
チャンスを待っていてはダメ。これは一般的にもよく言われていることです。
ではどうすればいいか?皆さんはどう思いますか?
僕は最初「チャンスは掴みに行くもの」と思っていました。
これはけっこう納得してもらえるんじゃないかな?
でも本書では掴むものでもないと。
ではどうするのか。
「チャンスは作る」
なるほど。そもそもチャンスとなるものを見つけて掴みにいくのではなく、チャンスとなりうるものを自ら作り出すという発想。
いやはやおそれいった。
つまり、結局は自分の行動から生み出していくしかないということでもある。
困難な道を進め、ということも書かれているんだけど要は「コンフォートゾーンを抜ける」的な話で、より困難な道は自分の知らないものに触れることに繋がりそれは最終的に自身への成長へと繋がるし得られるものがあるということだよな、と再認識させられました。
3つ目は「怒らない」
はい、すげーシンプル。だし、当たり前。
けど、なるほどと思った。
本書では実例としてとある成功者が挙げられてるんだけど。
これまで何年も長い時間をかけ努力をし続けようやく得た成功と地位、それをたった5分だけ怒りに身を任せて癇癪を起こしてしまった結果、人間関係をこじらせて全てを失ってしまうという。
これはビジネスだけに限らない。
もっと身近なところでいうと、友人や家族との接し方。
ちょっと怒りに身を任せてとった態度や発言が起因して、関係を悪くしてしまう。そして、その関係を修復しようと弁明したり謝罪をすることに多大なる時間をかける。
そこにかける時間や、その為に巡らせる思考に伴う労力のなんともったいないことか。
だったら、一度冷静になり怒らずに接した方がより建設的だし自分自身も嫌な気持ちにはならない。
当たり前なんだけど、なかなか難しいよね。
僕も人間関係が得意ではないので、この辺りは特に意識したいなと思っています。
本書はその他にも沢山の気づきや学びを与えてくれると思います。
日々のちょっとした隙間に少し目を通すことで、毎日の過ごし方に良い変化をもたらしてくれると思うので興味のある方は是非手にとってみてください。
Wasa