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【小説編】蛸文(たこふみ)の読書記録

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僕の読書記録・小説編です。
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2020年4月の記事一覧

【変身】冷めた温度で淡々と流れる奇妙な物語

【変身】冷めた温度で淡々と流れる奇妙な物語

オススメ度(最大☆5つ)☆☆☆☆ある朝目覚めると、自分が大きな虫になっていることに気づく。

冒頭のシーンがあまりにも有名なこの「変身」。
冒頭だけ聞くと、ホラー映画のようなSF映画のような物語を想像してしまうかもしれないが、そんな簡単なカテゴリには収まらない物語だ。

〜他に類が無い独特で奇妙な小説〜この物語はとにかく奇妙だ。

リアリティがあるようでリアリティが無い。
怖がらせるようにも思えて

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【砂の女】自分の現状の中で流れ続けて真の姿を見せない傑作

【砂の女】自分の現状の中で流れ続けて真の姿を見せない傑作

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆☆

今回は初の小説の記録。

小説は大学生の頃、頻繁に読んでいたものの、大学生らしく流行りの作家の小説を読み漁っていた。
当時はライトなサスペンスものや映画の原作とかポップなものを読むのが多かったけど、そんな中で衝撃を受けたのが安部公房だった。

間違いなく、僕の好きな小説の5本の指に入る作品である。

〜言葉で襲ってくる"砂"〜安部公房の魅力はその他に類を見な

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