【ゼロから始める移動販売入門⑧】各保健所をリサーチ。日本で唯一、移動販売”廃業率”の調査結果
前回は申請に必要な書類画像を見て頂きました
🍴【ひとりでできるもん!ゼロから始める移動販売入門⑦】 移動販売を始める為、保健所にて行う事及び[営業許可申請]に必要な書類|たこハシロウ【日本で一番長く深く移動販売を愛する男】 (note.com)
販売車輛を完成させ、コチラ ↑ を記入
そして、保健所へ行き(できれば事前に電話連絡を)審査が通れば、一段落
当たり前ですが、営業許可証が貰えるのはまだ先です
そうそう、審査は保健所の都合もあると思いますが
なるべく早い時間に行く事をお勧めします
何故かと言うと
コチラ ↓ でも実際にありましたが
もし審査に通らなかった場合でも、簡単な修正というか改装で済むようなら
その日の内に再度受け直した方が得策です
※できれば、審査をする日時を確認する際。通らなかった場合、その日に再度申請ができるかも確認した方がいい
何故かと言うと、担当が変わる事で修正箇所のニュアンスがうまく伝わらず
せっかく修正をしてきたのに、また不合格となる事があるので
できる事なら、審査は同じ方で行う事がスムーズにいくコツだと思います
そして、審査の際は丁寧な言葉遣いと落ち着いた態度で行って下さい
この前、保健所でモメてた移動販売業者さんが居ましたが
自分は絶対にこの車の商品は買いたくないですからね
保健所の方も相当気分を害してましたよ
あの施設で働いている方の多くは地元の方
まだ営業する前なのに、最悪な印象を持たれるなんて先が思いやられます
許可申請については、一旦終了で
画像の右側の数字
これが愛知県内及び、各保健所で営業許可を申請もしくは更新をした件数になります
10年近く前も調べましたが、ライターとして雑誌に掲載する為
2021年に新たに調べ直しました
ちなみに、[商工リサーチさん]や[帝国データバンク]さん(どちらだったのかは忘れましたが)に仮にこのデータが欲しいと調査依頼をすると
かなり衝撃の金額でした
だからなのか、このデータ取得に関しては結構大変でしたし
いろいろと課題がある事も解ったので、それは次回書くとして
※もし誰かこの数字を使いたい方が居ましたら一言下さい
改めて、本題へ
営業許可は5年更新なので
平成23年度に新規で許可を取得した方は、平成28年度に更新になります
愛知県の数で見ますと
平成23年度が94件ですが、平成28年度に更新された件数は16件
平成27年度は133件で、令和2年度は49件です
単純に見てしまいますと
94件→16件
133件→49件
昔は廃業率が凄く高かったけど、今はかなり改善されてるみたい
そう思われるかもしれませんが、そう単純ではありません
94と133はあくまで新規だけ
その同じ年度にも、自分と同じように更新してる人達が居て
その人達も、一定数が同じスパンで更新を続けています
なので、94件→16件(10年目・15年目・20年目も含まれている)
という事なので、年々加算される件数は増え
ぱっと見では廃業率が下がっているように見えてしまいます
そして、これも移動販売ならではの現象ですが
本業として固定店舗を持ち
ごくたまにイベントへ出店する為、会社がずっと保有してるようなパターン
吉野家さんの[オレンジドリーム号]なんかは結構有名で
今現在はどれだけあるのか解りませんが、恐らく10台前後かと
主な出店先は大都市らしいですが、被災地なんかでも活躍していますよね
自分は開業前から吉野家さんをベンチマークとして
いろんな事を学ばさせて貰っているので
吉野家さん関連のニュースや数字に関しては、ずっと注視しています
ですが「牛丼一杯の・・・」は、実態とかなりかけ離れた数字を元にして語っていたので
最初の数字が間違ってしまうと、そこから語る事全てが無意味に感じ
せっかく計算して出した数字も、信憑性が薄くなってしまう
元のデータというか、基準の数字は本当に重要です
ごめんなさい、話しを戻します
吉野家さん以外でも、本業が飲食業ではないのに
会社の商品を知って貰う為にずっと維持している会社もあり
最近、このパターンは特に増えたので
このようなカタチで所有している場合は、売れる売れないはあまり関係なく
かなり長い期間更新を続けている場合もあり
その件数を加味すると、やはり5年で8~9割は廃業していると思われ
その残っている中の多くは、フランチャイズだったりします
新たに開業をされる方は、まず5年生き残る事
ココが一つの目標というか、通過点ですね
あ、大事な事を一つ忘れていました
これもまた移動販売ならではですが
まれに、移動販売を廃業され固定店舗を持つようになった方も居ます
自分の知り合いの方が1人(今もめちゃくちゃ人気店です)
知り合いではありませんが、人づてで聞いた方が1人
売り上げが悪いと当然廃業ですが、ずっと良ければこれまた廃業
でも、固定店舗に変更!
全体の数字から見ると本当に少ない数なので、それ程影響はありませんが
この事も頭に入れておいた方がいいですね
数字というのは単純ですが、その背景には隠れた数字もあるので
トリックとまでは言いませんが
一部、政府や利害関係のある業者が出す数字というのは
全て鵜呑みにせず、多少疑問に思うぐらいが丁度いいのかもしれません
ですので、今回自分が調査した数字も
何処かまだ見えていない数字があるんじゃないかと、少し不安もありますが
保健所の方ともお話しをして、だいたいこの考え方で出した数字が
移動販売の廃業率になるのではないか、との事です
廃業率の高い飲食業の中で、さらに高いのが移動販売
※愛知県だけの数字ですが
ですが、出店先も増え。移動販売へのイメージも変わり
廃業率はこれからどんどん低くなります。未来は明るい…はず
そうなる為に、今もこうして情報発信をしている訳で…
飲食業内の業種ごとの比較については、また次回にしたいと思いますので
今回も長い文章に付き合って頂きありがとう御座いました
何か質問などありましたら気軽にコメントして下さい。
次回の記事 ↓ です
🍴【ゼロから始める移動販売入門 ⑨】各業種別の廃業率と、飲食業界の廃業率が高いワケ|たこハシロウ【日本で一番長く深く移動販売を愛する男】 (note.com)