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「本当にやりたいこと」の見つけ方。~メンタル編~【FUTURE INTELLIGENCE】
「失敗したらどうしよう」「こんなことやって意味あるのか?」「好きなことが見つからない」といった悩みをスッキリ解決させます。
「何か新しいことに挑戦する」時に、そもそも手をつけるまでに時間がかかる人や、始めた後も簡単に挫折してしまう人は、今回お話する考え方がないからです。
今回は、「本当にやりたいこと」を見つけるまでのメンタルとの付き合い方を解説します。
本書『FUTURE INTELLIGENCE(未来知性)』で解説されている「クリエイティブ思考が身につく習慣」から、人が挑戦する時に陥りがちなメンタルとの付き合い方を学びましょう。
目次を見れば答えがわかってしまうため、先に結論を書いておきますね。
【この記事の結論】
①新しいことを始める時は、楽しいばかりじゃなくてもいい。むしろ、嫌なことも経験できた方がお得。
②失敗やリスクを恐れず挑戦できる人より、メンタルは揺れ動いた方がいい。
③どんな行動も無駄にならない考え方がある。
今回の記事に書いてあることを学ぶことで、挑戦する上で自信を持って前に進めるようになります。何か障害にぶち当たった時も、落ち込みすぎず立ち直りの早いメンタルを得ることができます。
それでは、よろしくお願いします。(^^)/
ネガティブは感じてもいい。
「好きを仕事に」というフレーズのせいで、何か新しいことを始める時には、ポジティブな感情を持てるものを目指しがちになってしまいました。
成功者を真似してやってみたところ、うまくいかなくて落ち込み、自分を責めた経験はないですか?
どんな天職についている人も、大半が最初からうまくいったわけではなく、人には知られていない努力があると思います。
つまり、挑戦している時に、障害にぶち当たることや作業に嫌気がさすのは悪いことではなく、それを理由にしてやめてしまうのはもったいないといえます。
重要なのは、モチベーションの高さです。
つまり、ポジティブかネガティブかという感情よりも、物事を達成するという意欲や集中力が必要なのです。
ということは、何も感じずただ行動に移せるのが強いと思われがちですが、そうとも言い切れません。次の章でもお話しますが、むしろポジティブとネガティブの振れ幅は、広いほど良いといわれています。
感情の起伏が激しいほど、クリエイティビティが高いと研究が示しており、それは観察材料が人よりも多いからです。
ポジティブだからといって何も考えていなければアイデアは出てこないし、ネガティブで落ち込んで活動をやめてしまえば成功しなくて当たり前です。
逆に言えば、ポジティブを感じないと前には進まないだろうし、ネガティブがないと反省することもありません。
だから、両方が大事なわけです。
・物事を達成するために重要なのはモチベーションの高さで、いろんな感情を豊かに経験できる人ほど、「本当にやりたいこと」が見つかる可能性が高い。
というお話でした。
メンタルは弱くてもいい。
これは前章に通ずるところがありますが、「メンタルは弱くてもいい」です。
挑戦力を高めるために、リスクを恐れない姿勢、失敗を受け入れる精神力、を手に入れたいと思うかもしれませんが、そのために「メンタルを鍛えようとする」のは少し間違ってると思います。
もちろん、くよくよ悩んで立ち止まっている人よりは、どんどんと前に進める人の方が成功率が高いように思えるでしょう。
しかし、「悩んでいる=いろんな感情を経験している」という立場に立てば、時に立ち止まることも無駄ではないわけです。
つまり、「ブレないメンタル」よりも、むしろ「ブレるメンタルをもった上で集中力の維持」を狙った方が、クリエイティブな活動になるのです。
これで答えは出たわけですが、ここからは「メンタルを鍛えようとする」人に向けて、それが少し間違ってると言った理由を解説しておきます。
話が長くそれるので、「結論」と太字で書いているところまで飛ばして構いません。
「メンタルを鍛える」ときに一番用いられやすい科学的信用のある訓練が、『マインドフルネス瞑想』でしょう。
マインドフルネス瞑想を実践すると、ブレないメンタルが手に入り、認知機能の向上にも数字として違いが出るほど効果があるといわれています。
また、瞑想の種類によっては、クリエイティビティも高まると報告されている研究もいくつかあります。(瞑想のやり方にはいろんな種類がある)
精神科医ノーマン・ローゼンタールが行った超越瞑想に関する研究によれば、新たに超越瞑想を始めた人の多くが、「創造性が開花した」と報告したそうだ。「今までにない角度からものを見る能力や、新しい方向性を的確に追及する能力、世界や自分を有意義な形で一新する、あるいは一変する能力が引き出された」と彼らは言った。
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)
また、瞑想を始めて2年が経った人はこの精神科医に、「頭の中の否定的な言葉や雑音を静めることで、より上質な人生と高い創造性に到達することができた」と報告しています。
瞑想することで、失敗の恐怖から逃れることが可能になり、クリエイティブな思考が適切な場所へ導いてくれる。
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)
ここまでのエビデンス(科学的証拠)をみれば、瞑想を実践するっきゃありません。(私もしています)
でも、瞑想なんて怪しいと思う人が大半で、実際に行動に移す人は少ないでしょう。
また、なかには「今この時に集中する瞑想ばかりしていると、想像力が失われる」と瞑想を批判する人もいます。
そんな方々に1つアドバイス!
瞑想は実践しなくてもいいから、マインドフルネスについての学びは取り入れましょう!
(もちろん、瞑想自体もおすすめしたいが)
瞑想とヨガと身体への気づきを組み合わせた8週間のプログラム『マインドフルネスストレス低減法』を開発したとして有名なジョン・カバットジンによるマインドフルネスの定義を紹介しておくと、「今という瞬間に意図的に集中し、評価や判断をくだすことなく、注意をはらうこと」とのことでした。
つまり、マインドフルネスの考え方や生き方を取り入れることで、「今経験していることが良いことなのか悪いことなのかと判断することなく、ただ”観察”することができるようになる」ということです。
そして、カバットジンは、「マインドフルになるのに瞑想の正式な訓練をする必要はない」とも主張しています。
今回の話の肝は「観察」です。
だから、瞑想を実践しているかしていないかより、重要なのは、余計な思考にとらわれず、自己のメンタルに対する観察と現実世界に対する注意力です。
ただマントラを唱える(呼吸をカウントする等)だけでも、認知機能に数字として違いが出るのが瞑想の素晴らしいところですが、本来のマインドフルネスの概念を学ぶことも重要です。
マインドフルネスとは、生き方なのです。
単に「僕は瞑想を実践しているからメンタルが強くなる!」と行動しているだけではもったいないといえるでしょう。
少し話が長くなりましたが、(概念的なことを伝えるのは難しい)
結論を出しますね。
メンタルは、強度ではなく受容度が大事です。
「人前で話しても緊張しないメンタル」を手に入れたいのであれば、技術として身に付けるのはありでしょう。
しかし、人の本質はなかなか変わらないし、弱いメンタルにもメリットがあるのは既に述べた通りです。
だから、メンタルを強くしようと鍛えるより、今のままで受け入れる努力の方が大事だと思います。
・瞑想を実践する人しない人、両方にアドバイスできることは、挑戦したことの結果がどうであれ、自分のメンタルとは素直に向き合った方が良い。変な思い込みを捨てて、現実に起こっていることを認識する努力も重要だ。
ポジティブかネガティブかは関係ない。それがあなたなのだから、へこたれないことを良いとするよりも、受け入れて次に活かそう。
むしろ、何か新しいことに挑戦しているはずなのに、メンタルがへこたれないようなレベルの低いことに手を出しているとしたら問題だ。
ここまでで、一番難しい概念を解説しました。『瞑想』についてあまり馴染みのない方にはわけわかめだったかもしれません。重要なことは強調したつもりなので、言いたいことは伝わっていると思っておきます。
ここからは、一番お伝えしたいことを書きます。
「本当にやりたいこと」を見つけるまでのメンタルとの付き合い方の3つ目は、「ムダに終わってもいい」と考えることです。
その根拠を解説しますね。
なかなか作業に手がつけられない人、簡単に挫折してしまう人は、もうしばらくお付き合い下さいませ。
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