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大木式土器の変貌

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大木式土器は縄文時代前期~中期の東北地方南部を代表する土器です。各地の博物館・資料館を巡って、時代ごと、地域ごとの特徴の変化をまとめてみました。
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大木式土器の変貌(1)【縄文土器の精華~縄文時代中期の土器】より

大木式土器の変貌(1)【縄文土器の精華~縄文時代中期の土器】より

縄文時代に、東北地方南部を中心に分布した大木式土器は、縄文時代前期から中期までの長い期間をカバーする土器型式です。関東地方では諸磯式、十三菩提式、五領ヶ台式、阿玉台式/勝坂式、加曽利E式と時期ごとに分かれた多くの土器型式に対応するのが、東北南部ではまとめて大木式です。

大木式は大木1式から大木10式まで、細分を含めると13段階に分かれています。時代によって変化する様々な土器が含まれるのですが、名

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大木式土器の変貌(2)【縄文DX ー会津・法正尻遺跡と交流の千年紀ー】前編

大木式土器の変貌(2)【縄文DX ー会津・法正尻遺跡と交流の千年紀ー】前編

前回は、大木式土器の大木7a式から大木10式までの変遷について、福島県福島市のじょーもぴあ宮畑で開かれた企画展のパネル解説をご紹介しました。

今回は応用編として、この解説を参考にしながら、福島県立博物館の企画展「縄文DXー 会津・法正尻遺跡と交流の千年紀 ー」(2024/7/6~9/1)に出展された大木式土器を観察します。法正尻遺跡は猪苗代湖の北西、福島県猪苗代町と磐梯町の境目にあった、縄文時代

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大木式土器の変貌(3)【縄文DX ー会津・法正尻遺跡と交流の千年紀ー】後編

大木式土器の変貌(3)【縄文DX ー会津・法正尻遺跡と交流の千年紀ー】後編

前回に引き続き、福島県立博物館の企画展「縄文DXー 会津・法正尻遺跡と交流の千年紀 ー」(2024/7/6~9/1)に出展された大木式土器を観察します。

福島県福島市のじょーもぴあ宮畑のパネル解説と、調査報告書「法正尻遺跡」[1]を参照しながら、法正尻遺跡の大木式土器が持つ特徴に注目します。前編では大木6式から大木7b式までの土器を扱いましたが、今回は大木式土器の最盛期である大木8a式とそれ以降

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大木式土器の変貌(4) 縄文前期の大木式

大木式土器の変貌(4) 縄文前期の大木式

関東に住む筆者にとって、縄文時代前期の大木式土器は遠い存在でした。
縄文中期の大木8a式や8b式土器、大木系の七郎内Ⅱ群土器などは北関東でも良く見かけるのですが、前期の大木式、特に大木1~5式となるとほとんど見る機会がありません。かろうじて、茨城県のひたちなか市埋蔵文化財調査センターで展示されていた、大木4~6式の破片と大木4式の深鉢を見たことがある程度でした。

先日、宮城県七ヶ浜町の七ヶ浜町歴

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