#14 子どもの自慢したい気持ち/努力は何のためにするのか
娘が小さなおもちゃのピアノを一生懸命練習し、「チューリップ」と「かえるの歌」をマスターした。
彼女にとっては初めて弾けるようになった曲で、それなりに努力していたのを知っているので、その努力を褒め、本人も満足そうだった。
ところが学校でその話をしたところ、ピアノを習っている友達に
「それって、超簡単な曲だよ」
と、できて当たり前、のように一蹴されたそうだ。
こういうとき娘はいつも「嫌な気持ちがした」という言い方をする。
自尊心が否定されたような気持になったのだろう。
私はここで、「可哀そうだったね」というような言い方はまずしない。
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